ダイエットには「代謝」というキーワードがよく出てきますが、そもそもはどう意味なのでしょうか? じつはダイエットで重要なのは代謝の中の「基礎代謝」になるのです。ここでは代謝の種類を見ていくとともに、基礎代謝を上げる重要性を解説していきます。
基礎代謝は生きていくだけで消費
代謝とは、生命を維持するために体の中で行われるいろいろな合成や分解などの総称です。そして、代謝は大きく3つに分けられます。
「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘発性熱産生」です。その比率はだいたい「6:3:1」となります。代謝の6割を占める「基礎代謝」は、心臓を動かしたり呼吸をしたり体温を保ったりと、人間が生きていくだけで消費されるエネルギーです。
「生活活動代謝」は、歩いたり家事をしたり運動したりなど、ふだんの生活の活動で消費されるエネルギーです。「食事誘発性熱産生」は、食事のときに食べ物をかんだり内臓で消化・吸収したりするときに消費されるエネルギーになります。
基礎代謝を上げるなら筋肉をつける
そして、ダイエットで重要なのは基礎代謝。じつは基礎代謝は10代後半をピークにして、年齢とともにどんどん低下していきます。20代と60代で比べると、基礎代謝はだいたい男性で200kcal、女性で250kcalも減るのです。
この数値は、白米ご飯1杯に相当するカロリー。加齢とともにやせにくくなるのはこれが原因です。まったく同じ量を食べて同じ動きをしたとしても、毎日ご飯1杯分、エネルギーが余計に余っていることになります。
とはいえ、基礎代謝は何歳になっても上げることが可能。ダイエットするならまずは基礎代謝を上げる努力をするべきでしょう。そして、基礎代謝を上げるのにもっとも効果的なのは筋肉をつけること。筋肉量が多ければ、それだけエネルギーを多く使うことになるのです。
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