ぽっこりお腹の原因はふだんの悪い姿勢にあります。逆にいえば、ふだんから「正しい姿勢」をするだけでぽっこりお腹は解消するということです。まずは悪い姿勢を続けることでぽっこりお腹になるメカニズムと見ていきながら、それを解消する正しい姿勢の心がけを解説します。
ぽっこりお腹がどんどん悪化する
ぽっこりお腹で胃の周辺から恥骨のあたりまでお腹全体が出ているのは、ふだんの悪い姿勢に原因があるかもしれません。悪い姿勢は内臓を圧迫するため、胃腸が正しく機能しなくなってしまいます。
胃腸の働きが衰えてくると、人間は無意識にお腹を守ろうと前傾気味になってさらに姿勢が悪化。すると、消化やぜん動運動が衰えるという負のスパイラルが続きます。こうして、ぽっこりお腹がどんどん進行してしまうのです。
前かがみの姿勢が長く続くと、今度は肋骨の角度が広がってしまいます。すると、胃が自由に動くようになって広がりやすくなり、つい食べ過ぎてしまうことに…。さらに胃腸に負担をかけることで、ぽっこりお腹がどんどん悪化するのです。
ぽっこりお腹を解消する正しい姿勢
ぽっこりお腹の負のスパイラルを食い止めるのが「正しい姿勢」になります。背すじを伸ばした正しい姿勢を心がければ、背筋が鍛えられると同時に胃腸の位置も元どおり。胃腸の機能が正常化して、ぽっこりお腹も徐々に解消するのです。
ぽっこりお腹を解消する正しい姿勢の基本は、頭の頂点が上から糸で引っ張られているイメージ。背すじを伸ばしたまま背筋と腹筋に力を入れて、同時に両肩を下に引っ張ります。立っているときも、座っているときも同様です。
立っているときは、耳と肩とくるぶしが一直線になるように意識。重心は土踏まずにかけるようにしてください。座るときはイスに浅く腰掛けます。かかとをイスの下に入れて座ると、無駄な力が入らずに負担になりません。
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