脂の種類は大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があります。このうち、体脂肪を減らす油が不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸のなかでも、良質な「オメガ3脂肪酸」は脂肪燃焼スイッチをオンにすることで体脂肪を減らすことが可能。そんなオメガ3脂肪酸を効率的に摂る方法を紹介します。
体脂肪を減らす不飽和脂肪酸の特徴
体脂肪を減らす不飽和脂肪酸は常温では液体なのが特徴で、脂肪や組織を作って、余ったぶんはエネルギーに変換されます。一方の飽和脂肪酸は常温で固体なのが特徴で、体脂肪として蓄えられやすいという性質です。
飽和脂肪酸はバターやラード、牛脂など、動物性の脂肪に多いもの。不飽和脂肪酸は魚介類や植物の油に多く、オリーブオイルや胡麻油が代表的です。不飽和脂肪酸のなかでも注目はオメガ3脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は魚の油やアマニ油、エゴマ油など。体内で産出できない必須脂肪酸です。動物性の油と違って低い温度でも固まりません。冷たい水中で暮らす魚の油と同じ種類であるため、飽和脂肪酸と違って生活習慣病の予防も期待できます。
体脂肪を燃やす脂肪燃焼スイッチ
そして、良質なオメガ3脂肪酸は体脂肪を燃やす脂肪燃焼スイッチをオンにする私たちの味方。オメガ3脂肪酸が含まれているのは、イワシ・サバ・サンマなどの青魚から取れる魚油がよく知られています。
オメガ3脂肪酸を効率的に摂って体脂肪を減らすには、魚を調理するときになるべく油が出るのを抑える工夫が必要です。煮魚を作るときは水を少なめにしたり、焼き魚にする場合はムニエルにして油を閉じ込めたりします。
オメガ3脂肪酸の効果は体脂肪を減らすだけではありません。生活習慣病の予防や脳の活性化など、幅広い健康効果が確認済み。子どもは知力が発達し、大人は生活習慣病のリスクが軽減、高齢者であれば認知症を予防します。
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