インナーマッスルの役割は正しい姿勢を維持すること。逆にいえば、インナーマッスルの鍛え方は、常に正しい姿勢をキープすることといえるでしょう。そして、正しい姿勢には骨盤や背骨だけでなく、肩甲骨を意識することが大切。すなわち、インナーマッスルの鍛え方には肩甲骨のストレッチを外せないのです。
正しい姿勢のための肩甲骨ストレッチ
猫背で姿勢が悪い人は、背骨が前方に曲がっている状態。すると、肩甲骨までもが前に傾いてしまっているケースもあります。肩甲骨が前に傾いてしまうと、いくら背すじを伸ばしても正しい姿勢にはなりません。
正しい姿勢になれないということは、それだけインナーマッスルが使われないということです。このため、インナーマッスルの鍛え方には、正しい姿勢をとるための肩甲骨ストレッチが欠かすことができません。
肩甲骨ストレッチは2ステップで行います。1ステップめは悪い姿勢のリセット。胸を張ることを意識しながら肩甲骨を背中側に引き寄せます。こうすることで背骨が真っ直ぐに伸びて、正しい姿勢をとることができるのです。
インナーマッスルを鍛える正しい姿勢
正しい姿勢をとったら、いよいよ肩甲骨のストレッチ。骨盤を垂直にすることを意識して立ったら、胸を張るようにして両腕を少し広げます。このとき、手の平は後ろ側に向くようにするのがポイントです。
肩甲骨ストレッチはこの姿勢から、両腕を後ろに向けてパタパタします。この肩甲骨ストレッチは1日5回ほど行ってください。肩甲骨周辺のインナーマッスルが鍛えられて、正しい姿勢がとれるようになります。
インナーマッスルはお腹や骨盤だけではありません。肩甲骨まわりにも三角筋や僧坊筋などの下に、棘下筋などのインナーマッスルが存在します。その意味でも、インナーマッスルの鍛え方は肩甲骨を引いた正しい姿勢でいることといえるでしょう。
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