シックスパックは腹筋を鍛えるだけでは実現不可能です。腹筋を鍛えることで、お腹の脂肪を落とすことは可能でしょう。ただし、1日20回といった腹筋運動を毎日やったとしても、シックスパックになることはありません。筋肉は太くなるかもしれませんが、腹筋運動だけでは脂肪が減らないからです。
シックスパックは皮下脂肪を落とす
シックスパックでもっとも重要なのは、お腹の前面を覆っている腹直筋の上にのっている皮下脂肪を落とすことです。というのも、腹直筋は肋骨下部から恥骨までつながっている長い筋肉。腱が分断するように節状になっています。
すなわち、腹直筋は鍛える前からすでに、シックスパックの状態になっているということ。腹直筋の上にのっている皮下脂肪を取り除くことができれば、誰でもシックスパックになっているのです。
そして、お腹の皮下脂肪を減らす部分痩せに、いわゆる腹筋運動は効果があります。ただし、毎日20回ずつというような腹筋運動では、部分痩せになるほど脂肪を減らすことができません。
シックスパックは有酸素運動が必要
シックスパックを手に入れるためにお腹の皮下脂肪を落としたいなら、脂肪を燃焼させる有酸素運動を行うことが必要です。ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、全身を筋トレして基礎代謝を上げることで、脂肪を効率よく燃焼できるでしょう。
加えて、腹筋を使う筋トレメニューを増やせば、お腹の皮下脂肪は効果的に落ちていくはず。最初はタテ線、次に腹筋上部のヨコ線、次第に腹筋下部のヨコ線が見えてきて、シックスパックを手に入れられるでしょう。
すなわち、シックスパックを実現するには腹筋以外の有酸素運動や筋トレから始めるという回り道が必要ということ。効率的に脂肪燃焼させながら、最後に腹筋を集中的に鍛えてお腹の部分痩せを実現すれば、シックスパックが実現するのです。
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