お腹まわりの皮下脂肪は、年齢とともに蓄積してくるもの。しかも、皮下脂肪は一度ついてしまうとなかなか落ちません。しかし、皮下脂肪さえ落とせたらシックスパックはすぐに手に入ります。腹筋がかなり発達している力士のシックスパックが見えないのは、その表面に厚い皮下脂肪があるからです。
皮下脂肪がシックスパックを隠す
脂肪には大きく、皮下脂肪と内臓脂肪があります。そして、お腹の奥のほうにある内臓脂肪はすぐに減らせる一方で、お腹の表面にある皮下脂肪は落とすのに時間がかかります。
そして、どんなに腹筋が発達していても、皮下脂肪がついている限りはシックスパックを手に入れることはできません。もっともわかりやすい例でいえば、シックスパックの力士がいないことでしょう。
力士はいわゆる肥満体型とはまったく違います。日々の稽古でかなり筋肉は鍛えられています。腹筋も例外ではありません。そんな力士がシックスパックになっていないのは、皮下脂肪がお腹まわりにたっぷりついて隠しているからです。
皮下脂肪を落とせばシックスパック
そもそも腹筋は最初から割れています。肋骨の下から恥骨までつながっている左右2本の腹直筋が中央で結合してタテ線を形成。ここに腱画というヨコ線が加わって、シックスパックを形作っています。
逆にいえば、皮下脂肪を落とすだけでシックスパックを手に入れることは可能です。ただし「内臓脂肪は普通預金で、皮下脂肪は定期預金」とたとえられるほど。内臓脂肪は空腹時にすぐ燃焼しますが、皮下脂肪を落とすには時間がかかります。
とはいえ、ある程度の皮下脂肪は必要です。たとえば相撲なら、立ち会いの激しい衝突の緩衝材としての役割を果たしています。また、運動のエネルギー源である糖質が枯渇すると、皮下脂肪が血液中に放出されてエネルギー源となるのです。
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