皮下脂肪とは、まさに皮下組織の中にある脂肪のこと。ただし、皮下脂肪が溜まりすぎると血液やリンパの流れが悪化して老廃物が蓄積。皮下脂肪に老廃物がこびりついて、さらに新陳代謝が悪化。やがて皮下脂肪に老廃物が定着してセルライトとなります。皮下脂肪に老廃物が付いた塊がセルライトの正体です。
皮下脂肪がこり固まってセルライト
お肌のデコボコがセルライト。セルライトは皮下組織の中にある皮下脂肪の脂肪細胞が肥大化し、さらに脂肪細胞のまわりに老廃物や水分がくっ付いて大きな塊になり、コラーゲン繊維と絡み合ってガチガチに固まったものです。
要はセルライトは皮下脂肪がこり固まったもの。できてしまうと痩せにくくなるだけではありません。セルライトができた部分にさらに老廃物が脂肪がくっ付いて、どんどんその部分だけ肥大化してしまいます。
また、セルライトは毛細血管を圧迫することになるため、老廃物の排出がスムーズに行かなくなったり、血流自体が悪くなってしまいます。このため、セルライトはむくみや冷え性の原因にもなるのです。
皮下脂肪が冷えて老廃物が定着する
そんなセルライトができてしまう原因は、冷えや運動不足から来る血行不良やむくみにあります。セルライトの元となるのは皮下脂肪です。皮下脂肪が蓄積しやすい太ももやお腹、お尻、二の腕などにセルライトはよくできます。
血行不良などから皮下脂肪の脂肪細胞に老廃物がこびりついてくると、脂肪細胞が巨大化。すると、血液やリンパの流れがさらに悪化します。皮下脂肪が冷えてしまって、老廃物がそのまま定着してしまうのです。
また、肌の表面にデコボコがないからといって、セルライトがないわけではありません。皮下脂肪にセルライト予備軍が潜んでいる可能性があります。皮下脂肪をつまんでみてポリポリした感触がセルライト予備軍です。
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