現在、高齢化社会の日本では、なんと7千万人以上が老眼の症状を感じているといいます。さらに老眼を放っておくと、白内障という視界が白くかすんでみる病気になります。白内障は悪化すると失明することもある恐ろしい病気。そんな老眼や白内障予防に効果のある食べ物がほうれん草です。
老眼や白内障はどう予防できる?
そもそも老眼になる原因は2つ。目には水晶体というレンズがあって、そのレンズの厚みを変えて、薄くしたり厚くすることで遠くや近くを見ています。その厚みを変える筋肉が衰えてしまうのが老眼の1つめの原因です。
2つめの原因は水晶体自体が硬くなってしまうこと。レンズのピント調節ができなくなって老眼になります。また、レンズは硬くなると同時に白く濁ってしまうもの。こうして老眼から白内障に進行するわけです。
白内障の発症率は50代で半分近く。80代以上になるとほぼ100%近くの人が白内障になっているのです。それでは、どのようにすれば老眼や白内障になることを予防することができるのでしょうか?
老眼や白内障を予防するルテイン
じつは、老眼や白内障を予防してくれる成分があります。それが「ルテイン」です。ルテインは摂取すると目に集まって、レンズが硬くなったり白く濁るのを防いでくれます。
ルテインは野菜に多く含まれているもの。リーフレタスなら100gあたり1.8mg、ブロッコリーであれば1.9mgほど含まれています。ところが、ほうれん草に含まれるルテインは100gあたり10mg。なんと5倍以上も多く含まれているのです。
すなわち、ほうれん草は老眼の進行や白内障の予防に効果のある食材。しかも、ほうれん草はスーパーで手軽に買えるだけでなく、食べる量が少量で済みます。ルテインの1日に必要な摂取量は6mgほど。これはほうれん草2株ほどです。
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