腸腰筋は、骨盤の深部にあるインナーマッスルです。腸腰筋を鍛えると便秘解消など腸のトラブル全般を解消。さらにはダイエットに効果を発揮します。じつは腸腰筋とは大腰筋と腸骨筋を合わせた名称です。そこで、腸骨筋と大腰筋それぞれを強化していく腸腰筋の鍛え方を紹介しましょう。
腸腰筋は意識しないと衰える
腸腰筋は腸骨筋と大腰筋というインナーマッスルを合わせた総称。腸骨筋は骨盤と大腿骨をつないでいます。そして、大腰筋は背骨と大腿骨をつなぐもの。腸腰筋は歩行では足を前方に振り出すときに使われます。
腸腰筋は意識して鍛えていないと、どんどん衰えていくインナーマッスル。ぽっこりお腹の原因にもなる筋肉です。逆に腸腰筋を鍛えると転倒防止になるだけでなく、腸のぜんどう運動を促すなど腸のトラブルにも効果があります。
とはいえ、インナーマッスルである腸腰筋は、アウターマッスルのようにじかに触れることができません。このため、意識して腸腰筋を動かすということは、日常ではほとんどないでしょう。
腸腰筋をパーツに分けた鍛え方
そこで、腸腰筋の鍛え方を腸骨筋メインと大腰筋メインと、パーツに分けてトレーニング。まずは腸骨筋の鍛え方から紹介します。仰向きに寝て椅子の座面に足を乗せたら、骨盤を引き上げるようにゆっくりお尻を持ち上げます。
回数としては1日20回が目安。腸骨筋は骨盤を前傾させる働きがあるため、骨盤を引き上げるようにするとよく鍛えられるわけです。
大腰筋の鍛え方は、仰向けになって両手を広げた状態がスタートポジション。この体勢から片足のひざを抱えるように、胸に引き付けてください。そして、引き付けた足を内側にひねってつま先を床に着けて10秒キープします。
ポイントは、引き付けた足の付け根にある大腰筋を意識すること。左右交互にやって1セットを1日10セット行いましょう。
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