中年太りや体型崩れの原因は、加齢とともに筋肉量が少なくなることで正しい姿勢を保つことができなることにあります。そんな気になるお腹まわりや腰まわりをスッキリ引き締めてくれるカギとなるのが大腰筋です。大腰筋の衰えによって、体型にどのような影響が出るのかを見ていきましょう。
中年太りが大腰筋の衰えで加速
大腰筋が衰えると、体型崩れは全身に及びます。まず大腰筋がゆるむと骨盤が前傾を保てなくなって後ろに傾くため、内臓を支えている腹筋などの筋肉の緊張が弛緩。内臓下垂を引き起こすのです。
骨盤が後ろに傾いた状態になると、直立姿勢のためにバランスをとるため、あごが前に出てきて、肩から背中にかけの部分が丸く猫背になってしまいます。このまま大腰筋の衰えを放置すれば、中年太りがますます加速してしまうでしょう。
大腰筋が衰えると、お尻の形にも影響を及ぼします。大腰筋の衰えで骨盤が後傾するとお尻の筋肉である大殿筋が弱くなって、いわゆる垂れ尻を招くのです。そもそも大腰筋と大殿筋はワンセットで働きます。
中年太りが代謝量の低下で加速
太ももを上げる筋肉が大腰筋なら、太ももを後ろに蹴り上げる筋肉が大殿筋。これらがワンセットで働くことにより、スムーズに前後に足を運ぶことができます。大腰筋が衰えれば大殿筋も衰え、必然的にお尻が下垂してくるわけです。
大殿筋が衰えると、太りやすく痩せにくい体質になってしまうこともあります。大腰筋がゆるむと姿勢を保つための周辺の筋育も連鎖的に活動が低下。お腹全体の筋肉が活性化していない状態になります。
また、太ももを引き上げる大腰筋が弱まれば、歩くときの活動量もおのずと低下するもの。お腹の筋肉の不活性化状態と合わせて全身レベルで代謝量が低下。脂肪が燃えにくくなって、またまた中年太りが加速してしまうわけです。
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