オフィスワークで目をよく使う仕事では、ときどき目の筋肉の疲れをほぐす必要があります。また、仕事でなくてもスマホやパソコンを長い時間使っている人も同様です。なかでも、効果的なのがレンズ調整を行う毛様体筋のストレッチ。目を大きく開いてギューッと閉じることで毛様体筋はストレッチできます。
毛様体筋が縮むと近くにピント
私たちの目の水晶体は、カメラのレンズに当たる部位。水晶体の厚みを調節することで、目はピントを合わせています。そして、この水晶体をまわりから引っ張って厚みを調節しているのが毛様体小帯です。
この毛様体小帯を動かしているのが毛様体筋。毛様体筋が縮むと毛様体小帯がゆるんで、水晶体の中央がふくらんで厚くなります。こうして、近くのものにピントが合うようになるわけです。
反対に、毛様体筋がゆるむと毛様体小帯が引っ張られて、水晶体は薄い状態になります。すると、遠くのものにピントが合うのです。ただし、同じ状態が長く続くと毛様体筋は疲れてしまいます。
毛様体筋の疲れをとるストレッチ
目が疲れたとき、遠くの景色を見るのがよいといわれたことがあるでしょう。これは近くを見るために縮み続けた毛様体筋の緊張をほぐすため。遠くを見ることで毛様体筋がゆるんで緊張をほぐすことができるのです。
そんな毛様体筋の疲れをとるストレッチを紹介しましょう。ストレッチのやり方は、2つの動作を繰り返すだけの簡単なものです。視線を上下左右に向けるための眼球筋の疲れもとることができます。
まず両目をつぶってギューッと強くまぶたをつぶってください。続いて、両目を可能な限り大きく開くのです。この2つの動作を目が疲れたときに何回か行うと、毛様体筋をリフレッシュさせられるのです。
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