皮下脂肪を落とすには、脂肪燃焼に不可欠な3つの栄養素を知っておかなければなりません。というのも、糖質は皮下脂肪を減らすプロセスに欠かせない成分だからです。いまや定番ダイエット法になりつつある糖質オフは、皮下脂肪を落とすのには不向きということ。その理由を詳しく見ていきましょう。
皮下脂肪を落とすには糖質が不可欠
皮下脂肪を効率的に落とすには、脂肪の燃焼プロセスをしっかり理解しておかなければなりません。じつは脂肪の燃焼には糖質が不可欠な存在。糖質オフは逆に脂肪の燃焼を妨げてしまうからです。
脂肪の燃焼プロセスを理解するには、たき火をイメージするとわかりやすいでしょう。焚き火のための薪がたっぷりあるとします。たき火をするには薪のほかに、火をつけるマッチと、火種となる新聞紙、風を送るうちわが必要です。
これを脂肪の燃焼プロセスに当てはめると、たっぷりある薪が体脂肪。そして、マッチはビタミンB1、新聞紙は糖質、うちわがビタミンB2になるのです。すなわち脂肪は基本的に糖質なしには消費されません。
糖質オフを避けて皮下脂肪を落とす
運動の質によって消費される脂肪の量は変わってきますが、常に糖質がセットで燃やされると考えてください。そして、糖質の代謝にはビタミンB1が不可欠で、脂肪の代謝にはビタミンB2が必要です。
このように、皮下脂肪を落とすには糖質が欠かせないということ。お米などの主食を抜いた糖質オフは避けたほうがよいでしょう。このほか、ビタミンB1を含む食材は豚肉や玄米、ビタミンB2はレバーや卵、乳製品、青魚などに豊富に含まれます。
なお、皮下脂肪は闇雲に落とせばよいというわけでもありません。皮下脂肪は文字どおり、皮膚の下につく脂肪。皮下脂肪には体温をコントロールしたり、身体を保護したりする役目があるからです。
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