病気になりにくい体になるには、リンパ球を全身に送ることが重要です。そもそもリンパやリンパ球はどこにあるのでしょう? じつは顔にも手にも足にもお腹の壁にもリンパは存在。全身に張り巡らされています。このリンパにリンパ球を流して全身に送ることで免疫力がアップするのです。
リンパ球が若々しい体を保つカギ
最近の研究では、健康な体を作って、なおかつ若々しい体を保つために、リンパがとても大事な働きをしていることがわかってきました。そのカギを握っているのがリンパ球なのです。
全身にはリンパ管が張り巡らされており、その中をリンパ液が流れています。注目すべきは、リンパ管の途中にある丸くふくらんだ部分。これはリンパ液がたくさん溜まっている部分で、これがリンパ節です。
風邪などの感染症になると体の中に細菌やウイルスが入り込み、リンパ液を伝って全身へと広がっていきます。その流れを食い止める働きをするのがこのリンパ節の部分です。
リンパ球を流して免疫力もアップ
リンパ節の中には、細菌やウイルスと戦って倒してくれるリンパ球という免疫細胞がたくさん溜まっています。このリンパ節にたどり着いた細菌やウイルスが、全身へ広がるのをここで食い止めているわけです。
ここで、リンパ球が細菌やウイルスと戦っていない健康なときは、リンパ節に溜まっているリンパ球をあえて流して全身に送ってあげることで、免疫力をアップすることができます。
つまり、全身のリンパ液をしっかり流しておけば、病気になりにくい体になることができるのです。リンパマッサージはむくみ解消や美容効果で注目されていますが、同時にリンパ球も流れているので免疫力もアップしているのでした。
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