ひざの痛みに悩む人は全国で1800万人もいるといわれています。そんなひざの痛みの治療で効果を発揮しているのがトリガーポイント治療です。実際に、トリガーポイント治療によってひざの痛みが解消した症例を見てみましょう。しかも、左ひざの痛みを解消したのは右足の筋肉のトリガーポイント治療でした。
トリガーポイント治療は針を使う
ひざの痛みはいわば慢性痛。慢性痛は生活習慣病と考えることができます。生活習慣とは一言でいえばクセ。自分のクセほどわからないものです。日常生活のクセがひざの痛みの原因となっていることがあります。
そんなひざの痛みを解消してくれるのがトリガーポイント治療です。トリガーポイントとは痛みの大本となる筋肉が硬くなった場所です。そこを刺激してほぐすことで、痛みを取り除くことができます。
トリガーポイントを刺激するのに使用するのは針です。治療に針を使う理由は一種のマッサージのため。マッサージする指をどんどん細くしたのが針になります。指では届かないところを針でほぐすわけです。
トリガーポイント治療は広範囲
実際に両ひざの痛み、とくに左ひざに痛みを抱える患者の症例を見てみましょう。トリガーポイント治療でも、大切なのは問診。生活習慣に治療の答えがあるかもしれないからです。すると、10年以上前に右ひざを骨折していたことが判明、11年くらい前に右足の小指も骨折していました。
続いて、ひざに触れながらの診察します。痛みの原因は筋肉が硬いことにあるようです。トリガーポイント治療で、まずは右足だけで20か所に針が打たれました。ところが、左ひざにはまったく針を打ちません。
トリガーポイント治療はこれで終了。すると、ひざの痛みが劇的に改善していました。これは右足の緊張をとることで、左足の緊張もとれたということ。トリガーポイント治療は広範囲に影響が出ますが、その理由はまだ解明されていないのです。
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