腸腰筋は骨盤の奥のほうにあるインナーマッスル。背骨と大腿骨を結ぶ大腰筋と、骨盤と大腿骨を結ぶ腸骨筋から構成されています。腸腰筋は上半身と下半身をつないでいる重要なインナーマッスル。そんな腸腰筋の鍛え方は椅子に座ってひざの曲げ伸ばしするだけと、意外に簡単なのでした。
腸腰筋の鍛え方はひざの曲げ伸ばし
インナーマッスルの中でもとくに重要なのが腸腰筋。足を引き上げたり、骨盤をスッと立ててくれるインナーマッスルです。とはいえ、腸腰筋は意識して使っていないとどんどん衰退。姿勢が悪化する原因にもなります。
この腸腰筋を鍛えることで背筋がまっすぐになり、いつまでも自分の足で歩くための丈夫な足腰を作ることができというわけ。そんな腸腰筋の鍛え方は、椅子に座ってひざを曲げ伸ばしするだけです。
ただし、ただ漫然と曲げ伸ばししても、腸腰筋を鍛えることはできません。ひざの曲げ伸ばしをする前に、まずは椅子にしっかり座って、背筋を伸ばします。ここで片足を床からちょっと引き上げたら準備完了です。
腸腰筋の鍛え方のポイントは少し上げ
この片足を少しだけ引き上げるのが腸腰筋の鍛え方のポイント。引き上げるのは、太ももの下に手の平が入るくらいで十分です。この姿勢から4秒かけてゆっくりひざを伸ばしていきます。
そして、ひざを伸ばしきる手前でストップ。今度は4秒かけてゆっくり戻すのです。これを10回繰り返します。この間、なるべく地面に足をつけないようにしてください。反対の足も同様に行います。
実際に、足を少し上げた状態でひざを曲げ伸ばしすると、下腹部の鼠径部まわりの筋肉が使われていることがよくわかるはず。さらに腸腰筋の鍛え方は、同時に太もも大腿四頭筋も鍛えられます。簡単にできて効果的に下半身の強化が可能です。
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