ホルモンとは、さまざまな臓器から分泌されて体の調子を整えてくれる、人間にとってなくてはならない物質です。そんな数あるホルモンの中に、全身の老化を防止してくれるありがたい働きをするホルモンがあります。老化防止ホルモン「グレリン」の驚くべき効果を見ていきましょう。
老化防止ホルモンの分泌の差を検証
グレリンこそが、いま医学界が注目する老化防止ホルモンです。世界各地で加齢による老化を、内側からストップさせた症例が次々と報告されています。心臓、血管、脳、筋肉など、様々な臓器の老化防止効果が期待されているのです。
さらに、老化防止ホルモンであるグレリンを多く分泌できている人は、内側だけでなく見た目にも若いのだといいます。そこで、見た目が若い人と年相応の人で、老化防止ホルモンの分泌にどれくらい差があるか検証してみました。
集まってもらったのは、中学時代の同級生で現在55歳の見た目が年相応の女性5人と、同じ55歳の現役モデルと現役女優の見た目が若い2人です。血液検査で老化防止ホルモン・グレリンの分泌量を検査します。
老化防止ホルモンが若い状態を保つ
その結果、年相応の女性の老化防止ホルモン量は13pg/ml。この数値に対して、見た目が若い2人のホルモン量の平均は、その倍近い23pc/mlという数値を記録しました。
さらに、違いは見た目の若さだけではありませんでした。血管年齢を調べてみると、年相応の5人はそのうち3人が実年齢以上、血圧も3人が基準値オーバー。悪玉コレステロール値にいたっては、4人が基準値を超えていたのです。
一方、見た目が若いお2人は、いずれも血管年齢が50台前半、血圧も悪玉コレステロール値も正常でした。老化防止ホルモンのグレリンは見た目だけでなく、体の中から若い状態を保つことを可能にする夢のようなホルモンなのです。
【関連リンク】
筋肉をつける食事の基本はタンパク質とビタミンB6
1日5回!腹斜筋の筋トレでお腹をへこませる
細マッチョになる筋トレがインナーマッスル腹筋!
筋トレ後のプロテインは牛乳やゆで卵で十分
腹式呼吸は2種類ある!順式と逆式で効果が違う