冷え込みが厳しい季節は、風邪や花粉症でもないのに朝に鼻がつまっていることがあります。朝から鼻がつまるのは誰でもすっきりしないもの。原因がわからないならなおさらです。そんな朝の鼻づまりの原因は、じつは寒暖差アレルギーの症状の可能性があります。
温度差で寒暖差アレルギーの症状
寒暖差アレルギーとは、急激な温度差によって神経が過敏になる症状。医学的な診断名としては、血管運動性鼻炎に含まれます。神経が過敏になることで、鼻の中にある鼻甲介が腫れることによって鼻づまりがおこるのです。
鼻甲介とは、粘膜に覆われた鼻の内部のひだのこと。鼻甲介は冷たい空気を吸い込むと膨張し、一瞬で空気の温度を37度に変えてくれる、まるでエアコンのようなすぐれた機能を持っています。
外気を体温に近い温度に変えることで肺へのダメージを防ぐと同時に、ウイルスや細菌などから体を守ってくれているのです。しかし、寒暖差アレルギーだと鼻甲介が過剰に反応。空気の通り道をふさいでしまうほど膨らんでしまうため、鼻づまりがおこってしまうのです。
寒暖差アレルギーの症状で鼻づまり
寒暖差アレルギーの症状は、暖かいところから寒いところに、一般的には7度以上の温度差が急激におこった場合におこると考えられています。じつはこれが、私たちの家の中でもおこっているのです。
そして、寒暖差アレルギーの症状が家の中でもっともおきやすいのが朝。寝ているとき、布団の中の温度は28~33度。しかし、朝を起きて暖房をつける前のリビングの室温は8~12度です。つまり温度差は20度にもなっています。
これが洗面所は5~10度と、温度差がさらに激しい環境。この温度差によって寒暖差アレルギーの症状がおきて、朝に鼻がつまる原因になるのでした。朝の鼻づまりが気になる人は、寒暖差アレルギーをの症状を疑ってみるとよいでしょう。
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