口のまわりの筋肉である口輪筋を鍛えるのが「パタカラ運動」。パタカラ運動は口輪筋を鍛えて口呼吸を予防することで口を乾燥させることを防ぎ、口臭も予防してくれます。さらには、口輪筋を鍛えるだけでなく唾液腺を刺激することでも、口臭を予防してくれるのでした。
口輪筋を鍛えるパタカラ運動
口輪筋とは、口のまわりを締める筋肉になります。この口輪筋を鍛えるのが「パ」と「タ」と「カ」と「ラ」の音を、口を大きく開けて反復して発音するというパタカラ運動です。
パタカラ運動はまず、パ・パ・パ・パ…と「パ」16回、次にタ・タ・タ・タ…と「タ」を16回、続けて「カ」を16回、「ラ」を16回発音します。そして「パ・タ・カ・ラ」を4回発音したら、早口で「パタカラ」を4回発音するのです。
パタカラ運動で口輪筋を鍛えると、口を閉じて口呼吸をさせない効果があります。これによって鼻呼吸させることで口を乾燥させることを防止。結果的に、口臭の予防効果も期待できます。
口輪筋を鍛えて唾液腺も刺激
パタカラ運動の効果は口輪筋を鍛えるだけではありません。実際に試してみると、口の中に唾液が溜まってくるのがわかるはず。唾液腺が刺激されて、唾液が出てくるのです。
子どものころは唾液がたくさん出ているもの。赤ちゃんがよだれを流しているのがよい例です。じつは唾液は洗浄成分や殺菌成分が多く含まれていて、唾液によって口の中を洗浄しているのです。
しかし、年齢を重ねるにつれて唾液腺の分泌は低下してしまうため、どうしてもドライマウスとなって乾く傾向になってきます。だから口の臭いが出やすくなってくるというわけ。口臭予防にも効果があるのがパタカラ運動なのです。
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