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末端冷え性が「ため息をつく」と改善される理由




暖かい室内なのに手の指先が冷えてつらいのが末端冷え性。そんな末端冷え性の対策として、カイロや温かい飲み物、ヒーターなどで手を温めるという人も多いでしょう。しかし、手を温めるだけでの末端冷え性改善には不十分。じつは、末端冷え性が「ため息をつく」と改善されるのです。


末端冷え性が「ため息をつく」と改善される理由


末端冷え性の正しい改善法はため息


末端冷え性にとって大敵は血行の悪化です。手の末端部の血行が悪くなると、温かい血液が送られず指先がつらくなります。このため、どれだけ外から温めても、血行がよくならないと冷え性の根本的な改善にはなりません。


末端冷え性の正しい改善法は、ため息をつくこと。ため息をつくと指先の血流がよくなって、冷え性の改善の効果が期待できます。ため息のように深く長く息を吐き出すと、体がリラックスして自律神経が血行をよくするように働くのです。


そこで、本当にため息をつくだけで指先の血流がよくなるかを試してみました。使用するのは、指先の血の流れを可視化することができる血流計。色が青いと血流が停滞している状態、赤色に変化するにつれ血流が活発な状態を示します。


末端冷え性が副交感神経優位で改善


さっそく、末端冷え性に悩む50代の一般被験者に試してもらいました。すると、ため息をついて6秒後、指先の血の流れが活発になったのです。全体に青かった手の血流が、全体的に緑色に変わって一気に活発化したことがわかります。実験の結果、10回のため息すべてで反応が出ました。


自律神経は体のさまざまな器官をコントロールしている神経。自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあります。交感神経が優位に働いていると血管がギューッと収縮します。すると血行が悪くなって冷え性になるわけです。


ここで長く深い息をすると体がリラックス。副交感神経が優位になります。収縮していた血管もゆるんでくるのです。こうして、血の巡りがよくなります。温かい血液が指先まで送られるようになって、末端冷え性の改善につながるのです。


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