衰えた肺を改善する肺活量トレーニングと聞くと、どうしてもウォーキングなどの有酸素運動をイメージしがちです。しかし、それよりも弾力が低下した肺を機能させる呼吸筋をトレーニングすることがじつは大切。肺活量トレーニングにペットボトル持ち上げ体操が効果的です。
肺活量トレーニングに上半身の運動
加齢や喫煙による肺の機能低下は、肺活量トレーニングで改善することができます。肺活量トレーニングと聞くと、多くの人がウォーキングなどの有酸素運動を思い浮かべるでしょう。
衰えた肺の機能を改善する方法の1つが禁煙です。さらに、適切な体重の維持も肺の機能改善には必要になります。そして、もう1つとっておきの方法が、肺活量トレーニングになるペットボトル持ち上げ体操です。
ふだん行う運動というとウォーキングなど下半身が中心。上半身を使った運動はあまり行われていません。じつは肺活量トレーニングには、この上半身を使った運動が効果的なのです。
肺活量トレーニングに腕を伸ばす運動
そもそも肺の機能低下は弾力の低下が原因。失われた弾力を呼吸筋で補う必要があります。そして、呼吸筋の多くは上半身に存在。すなわち肺活量トレーニングには上半身の運動が効くというわけです。
たとえばペットボトルを両手に持って、頭上に持ち上げるなどの運動が肺活量トレーニングに効果的。とくに、腕をしっかり伸ばすような運動をすると効果があります。ペットボトルは500mlでも2リットルでも構いません。
じつは、上半身の筋肉は呼吸の補助に大きく関係しています。そのため、上半身を鍛えると衰えた肺機能をカバーできるというわけ。20回を1セットとして、1日2セットほど行うと効果的でしょう。
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