スポーツジムのトレーニングマシンとして必ずといってよいほど用意されているのがチェストプレス。シートに座って左右のグリップを前方に伸ばす筋トレマシンになります。チェストプレスでおもに鍛えられるのが大胸筋。それもそのはず、チェストプレスは座ったままやるベンチプレスだからです。
チェストプレスはベンチプレス再現
チェストプレスは、仰向けでやるベンチプレスを座ったままほぼ再現しています。ベンチプレスで鍛えられるのは、おもに大胸筋。加えて、肩の三角筋前部と、腕の上腕三頭筋が鍛えられます。
このため、チェストプレスも肩関節だけでなくひじ関節を同時に動かす多関節運動。大胸筋だけでなく、三角筋と上腕三頭筋が鍛えられます。チェストプレスは胸と肩と腕を効率的に鍛えられるわけです。
そんなチェストプレスの正しいやり方は、まずシートの高さ合わせから。左右のグリップのイチがちょうど、乳首のラインに来るように調節します。これが大胸筋をもっとも稼働させやすいポジション。前腕は床と平行です。
チェストプレスは肩甲骨を寄せる
チェストプレスはシートに頭からお尻までをしっかり付けたまま、左右の肩甲骨を寄せてグリップをまっすぐ前に押し出します。肩をシートから離さないようにして、ひじが完全に伸びきる手前まで押し出すのです。
チェストプレスのイメージは、まさに座ったままやるベンチプレスになります。グリップを押し出すときは、ベンチプレスのバーを持ち上げるイメージで行うとよいでしょう。
なお、似たような筋トレマシンにチェストフライがありますが、こちらは肩関節だけの単関節運動。大胸筋だけをピンポイントで鍛えることができます。こちらは、ベンチで行うダンベルフライを座ったままやるイメージです。
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