筋トレさえ行えば筋肉が大きくなるわけではありません。筋肉が大きくなるのは筋トレ中ではなく筋トレ後。十分な休養を筋肉に与えながら、正しい筋トレの食事メニューをしっかり摂らなければ、せっかくの努力が無駄になります。とくに筋トレの食事メニュー「ささ身」だけは大間違いです。
筋トレの食事メニューはタンパク質
筋トレの食事メニューは、鶏のささ身が万能と思っている人も多いでしょう。しかし、低脂肪高たんぱくの鶏のささ身ばかり食べることは、効率的に筋肉を大きくすることにはつながりません。
たしかに筋トレの食事メニューとして、筋肉の材料となるタンパク質を摂ることは間違いではありません。しかし、ひと口にタンパク質食材といっても、それぞれアミノ酸の構成比率が異なっています。
そもそも鶏の筋タンパクは、人間の体の筋タンパクとイコールではありません。多種類のタンパク質食材を取り入れてこそ、効率のよいタンパク質合成につながるのです。
筋トレの食事メニューは糖質も意識
実際、体内では作れない9つの必須アミノ酸の構成比を、鶏のささ身とほかの魚や肉と比べてみると明らかに違いがあります。同じ食材ばかりでなく、複数のタンパク質食材をローテーションして食べる重要性はここにあるのです。
筋トレの食事メニューというと、とかくタンパク質補給ばかりが重視されますが、じつは糖質も意識して摂る必要があります。というのも、筋肉を動かすエネルギー源である筋グリコーゲンは糖の一種だからです。
筋トレをすると筋グリコーゲンが消費されて枯渇した状態になります。そして筋グリコーゲンが補充されない限り、筋肉が大きくなることはありません。このため、筋トレの食事メニューで糖質不足とならないように注意が必要なのです。
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