高齢ドライバーがおこす交通事故が話題になっています。アクセルとブレーキの踏み間違いなど近年、高齢ドライバーによる事故が後を絶ちません。その大きな原因と考えられるのが脳の機能の衰えです。そんな脳の衰えの兆候となるのが「足の小指をぶつける」ことなのでした。
前頭葉が萎縮すると注意力が低下する
いったい脳のどんな機能の衰えが高齢者の事故を招いてしまうのでしょうか? 私たちの脳は年をとってくるとだんだん萎縮するもの。萎縮するにつれて脳の機能も下がってきます。
そんななか、自動車運転はさまざまな情報を処理しなければならないため、注意力の衰えが大きな事故につながる恐れがあるのです。衰えると重大事故につながりかねない脳の機能は「注意力」です。
脳の司令塔である前頭葉が加齢などによって萎縮すると、注意力が低下すると考えられています。交通事故をおこさないまでも、注意力が衰えてくるとふだんの生活でおきやすいことがいくつかあるのです。
足の小指をぶつけるのは注意力の低下
まず机の足や家具の隅に「足の小指をぶつける」こと。また、料理をしているときに話しかけられると「どこまで調理していたかわからないくってしまう」という現象です。どちらも注意力の衰えを疑う典型例になります。
脳の機能の中でも基盤となるのが注意力。また、注意力の低下は認知症の中でも早い段階から起きてくる症状でもあります。このため、認知症を発見するためには注意力をチェックすることが大切です。
このため、近ごろ足の小指をよくぶつけるという人は要注意。自分が気づかないうちの注意力が低下している可能性があります。しかも、その注意力の低下が認知症につながっていく可能性もあるのです。
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