体が柔らかいことと筋肉が伸びることは関係ありません。大切なのは関節の可動域が広いかどうかです。そして、関節の可動域に深く関係するのが脳。じつは脳をトレーニングすることが体を柔らかくする方法だったのです。体を柔らかくする方法を詳しく見ていきましょう。
関節の可動域を司っているのは脳
相撲の関取やバレエダンサーが、長座から足を開いた180度開脚をいとも簡単に行います。ところが、長座から前屈をしようとすると、意外に曲がらなかったりすることが見られるのです。
柔軟性に富むように見える関取やダンサーも、じつは脳がその動作を記憶しているから開脚ができるだけ。関節を順序良く複合的に動かすことで、スムーズに連携して動作を実現しているのです。
ポイントは関節の可動域が広がるような動きを脳が記憶していること。このとき、じつは筋肉自体が伸びている割合はそれほど高いわけではありません。柔らかな動作や関節の可動域の広さを司っているのは脳なのでした。
体を柔らかくする方法は脳が大切
このため、体を柔らかくする方法は、脳のトレーニングが大切ということ。脳がこれから行おうとする動作に、マイナスのイメージを持たなければ、体はその動きを行えるのです。
これを力ずくで無理やり可動域を広げようとしても、脳が嫌悪感を持ってしまってはよい結果は生まれません。逆に、体を壊してしまうこともあるでしょう。正しい方向に気持ちよく体を動かせば、関節は無理なく動いてくれます。
関節を無理なく動かしながら可動域を広げる努力と同時に、忘れてはならないのが脳のトレーニング。脳が動きをしっかり記憶してくれれば、正しい方向に体は抵抗なく動作しれくれます。これこそが体を柔らかくする方法なのです。
【関連リンク】
筋肉をつける食事の基本はタンパク質とビタミンB6
1日5回!腹斜筋の筋トレでお腹をへこませる
細マッチョになる筋トレがインナーマッスル腹筋!
筋トレ後のプロテインは牛乳やゆで卵で十分
腹式呼吸は2種類ある!順式と逆式で効果が違う