子供の鼻づまりは発達障害の原因となるので注意

鼻づまりの弊害のひとつに睡眠の質の低下があります。鼻づまりでいわゆる熟睡できない状態となるのです。熟睡できないとさまざまな弊害が出ますが、とくに子供には熟睡がすごく大切になります。子供の鼻づまりは発達障害の原因となるので注意なのです。

子供の鼻づまりで睡眠の質が落ちる

子供の鼻づまりに注意が必要なのは、寝ている間に成長ホルモンが分泌されるため。眠りの質が落ちると、成長ホルモンの分泌が低下します。結果として身長が伸びないなど、いろいろな発達障害の原因となるのです。

実際、深刻な鼻づまりに悩んでいた7歳の男児は、小学校に上がる前に発達に遅れのある可能性があると指摘されました。発達の状態を調べる検査を受けたところ、四角い枠の中に線を書くというテストがうまく書けなかったのです。

父親のどうやってこの子を育てていこうかと、モヤモヤっとした中で毎日過ごしていたと振り返ります。結局、この男児は鼻づまりの手術を受けました。すると、大きな変化が現れたのです。

4か月後に受けたテストでは、見違えるように四角い枠の中に線が引かれています。子供のときに鼻がつまって口呼吸になると、脳や身体の発育にこれまで考えられてきた以上に、深刻な弊害をもたらすことがわかってきたのです。

もちろん、鼻づまりだから発達障害になるというわけではありません。ただし、こういった事例も少なくないため、いま専門家の間では子供の鼻づまりが注目されているのです。

また、鼻づまりの影響は子供だけものではありません。大人も睡眠中に成長ホルモンが分泌されています。成長ホルモンは代謝を活性化させる役割があるため、分泌が低下すると体調不良や肥満、肌荒れ、慢性疲労などに影響が出るのです。

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