健康診断では問題なしなのに、食事後の中性脂肪が高くなるのが「食後高脂血症」という病気。心筋梗塞や狭心症になる危険性が高まるため、中性脂肪を下げる必要があります。そこで、食後高脂血症の中性脂肪を下げる方法を紹介します。中性脂肪を下げるなら1日30分の早足ウォーキングです。
中性脂肪を下げるポイントは2つ
食後高脂血症の中性脂肪を下げるポイントは2つあります、1つは、血液中の中性脂肪を分解してくれる酵素「リポたんぱくリパーゼ」を活性化すること。リポたんぱくリパーゼを活性化する一番の方法は「運動すること」です。
もう1つは「内臓脂肪を減らすこと」。内臓脂肪は運動によって減らすことができます。このほか、食べる量を減らすのが内臓脂肪を減らす一番簡単な方法。また、動物性脂肪の摂取を控えることも有効です。
また、リポたんぱくリパーゼは筋肉組織を流れる毛細血管に多く存在。筋肉は多くのエネルギーを使うため、そのぶんリポたんぱくリパーゼも多く存在します。筋肉が増えればリポたんぱくリパーゼもおのずと増えるのです。
中性脂肪を下げる運動の目安とは
食後高脂血症の中性脂肪を下げるために運動をするといっても、ハードな筋トレをする必要はありません。毎日1時間のウォーキングなどでも十分に効果があるのです。
実際、食事後の中性脂肪が高かった人が2週間のウォーキングを実践したところ、見事に中性脂肪を下げることができました。運動の目安としては1日30分以上の早足ウォーキングです。
なお、中性脂肪を下げるコツとして果糖を摂りすぎないようにしましょう。果糖は中性脂肪を高くする性質を持っているからです。甘いものや果糖が多く含まれる清涼飲料の摂りすぎには注意してください
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