風邪を早く治すためにたくさん汗をかくのは危険

風邪を早く治す方法として「たくさん汗をかく」という方法が知られています。たしかに、たくさん汗をかいて熱が下がった経験をした人も多いでしょう。しかし、たくさん汗をかくと風邪を早く治すことができるというのは大きな間違い。むしろ風邪を早く治すためにたくさん汗をかくのは危険です。

風邪を早く治すための大汗は間違い

汗をたくさんかくことが風邪を早く治す方法と思っている人は多いはず。しかし、風邪のときに汗をたくさんかくと脱水に陥る危険もありますし、体力も消耗するので危ないとしかいえません。

これは汗をかいたら風邪が治ったという経験をしているがための間違い。汗をかいたから治ったのではなく、風邪は治ってくると汗をかくものというだけです。汗は風邪を治す原因ではなく、風邪が治った結果でしかないのでした。

このため、風邪を早く治すために無理に大汗をかこうとするのは危険な行為となります。治ってきたら勝手に汗をかくものと思いましょう。そもそも、風邪を早く治す薬はなく、放っておいて治るのが風邪なのです。

病院に行って風邪と診断されて抗生物質などを処方するのはヤブ医者だと断言する専門家もいます。というのも、医師は風邪なのか症状が似た病気なのかを見極めるのが仕事だからです。

また、風邪を早く治すにはお風呂はよくないといわれますが、これも間違い。お風呂は入っても問題ありません。じつは風邪を早く治すためにお風呂がNGというのは、日本特有の風習といえるかもしれません。

というのも、日本はちょっと前までは家にお風呂がありませんでした。銭湯に行ったり、お風呂が母屋にあったりと、湯冷めの危険があったから。このため日本では、風邪を早く治すためにお風呂に入らない文化が根付いてしまったのです。

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