チョコレートには高血圧の改善効果がありますが、ほかにも血管年齢を改善する効果もあるのです。実際、ふだんからチョコレートをよく食べているお菓子メーカーの社員の血管をチェックしたところ、血管年齢の改善には2時間おきにチョコレートを食べることが有効とわかりました。
血管年齢を改善したチョコの食べ方
ふだんからチョコレートをよく食べていると、血管年齢は改善するのでしょうか。お菓子メーカーの社内には、無料で食べられるお菓子やスタンドなどが設置され、仕事の合間にチョコレートをよく食べています。
そこで、お菓子メーカーの社員の血管の状態を調べてみると、驚異的な血管年齢であることがわかりました。滅多に出ることがない数値に、実験担当者も驚きの声を上げたほどです。
なぜ、このような驚異的な血管年齢となったかは、お菓子メーカーの人たちのチョコレートの食べ方にあると考えられます。チョコレートをこまめに食べていることが、血管年齢を改善したと考えられます。
血管年齢を改善するエピカテキン
硬くなった血管をしなやかな状態に戻すチョコレートの成分はエピカテキン。エピカテキンの効果を発揮して血管年齢を改善するには、血中のエピカテキン濃度をできるだけ長時間キープすることがポイントです。
そして、チョコレートを食べてエピカテキンの血中濃度がピークになるのは2時間後。そのあとは、どんどん下がっていきます。つまり、一度にたくさんチョコレートを食べてもあまり効果はありません。
すなわち、エピカテキンの血中濃度を長時間キープするなら2時間おきにチョコレートを食べればよいということ。これで血中濃度を高い状態で長時間キープできるため、血管年齢が改善するのです。