高品質&おしゃれなスウェットパンツブランドをまとめてピックアップ
「ノームコア」、「アスレジャー」と言ったキーワードとともに、部屋着のイメージから脱却しおしゃれ着として定着しつつあるメンズのスウェットパンツ。レザージャケット、ダウンジャケット、そしてテーラードジャケットと言った綺麗めなスタイルにスウェットパンツを合わせるのもここ数年で生まれた新しい着こなし方。ここでは高品質なスウェットパンツをリリースするブランドを中心に、ストリートブランドや新鋭ブランド、定番ブランドのスウェットパンツをまとめてご紹介。年齢や予算のイメージはあえて抜きにしていくので、これからスウェットパンツの購入の方は是非ご参考に。
良いスウェットパンツとは?試着時に試してみたいこと
デニムやドレスパンツと違い、素材感や加工、シルエットで高いものとそうでないものの見分けが一見つきにくいのがスウェットパンツ。その良し悪しを決めるのは主に「耐久性」と「伸縮性」です。製法と生地によって変わってくる耐久性は、もちろん高いものの方が手間がかかっており、リーズナブルなものは2、3回洗濯をしただけで毛玉が発生し、質感がボロボロとしていきます。
重要なのが「伸縮性」で、スウェットは通常のパンツとは異なり柔らかく履きやすい一方、生地が非常に伸びやすく、日常の動作で特に膝回りが出っ張ってくるという避けられない問題が発生します。特にスリムフィットの商品の場合この特徴は顕著で、新しく買った状態では足にフィットしていてかっこよくても、商品によってはその状態を維持するのは難しく、この伸びを元に戻すために短時間の着用でも洗濯をし、生地の劣化が早くなるという悪循環に陥ります。目当ての商品を購入するときはタイトフィットのものを試着し、試しに4、5回ほど屈伸運動をしてみましょう。これだけの動作で膝が伸びてしまうとなると、購入後に試着時のシルエットを維持するのは難しくなります。
スウェットパンツのメンズブランド25選
スウェットパンツのブランドまとめ
Champion(チャンピオン)リバースウィーブ
「キングオブスウェット」と称される1919年誕生のChampion(チャンピオン)の中でも、洗濯時の縦と横の伸縮性を抑えるために生地を通常の縦から横向きに織り、着心地を向上させるためにリブを施した「リバースウィーブ」は30年代に同社が特許を取得してから今日まで愛される伝説的名品。
洗濯を繰り返しても毛玉がつきづらく、使っていくごとにナチュラルな風合いになっていく長く愛用できるアイテムです。シーズンによって厚手・薄手、コラボ商品など、多彩なランナップが揃うのも魅力的。
参考価格:7,020円
(チャンピオン) Champion リバースウィーブ スウェットパンツ グレー C3-E219 M
John Elliott(ジョン エリオット)
質感高くシルエットが綺麗なのに伸びにくい、それでいて軽量で動きやすいという、スウェットパンツに求めたいものが全て揃っているのが、アメリカのコレクションブランド、John Elliott(ジョン エリオット)。「服そのものが主張するべき」という哲学のもと、ロゴを一切使わないのもこだわりのひとつ。
スウェットパンツはタイトフィットで肌に吸い付くようなシルエットの、シンプルなデザインのものが中心。国内ではセレクトショップ、ロン・ハーマンなどで取り扱いあり。
参考価格:$185~
REIGNING CHAMP(レイニングチャンプ)
2008年に設立されたカナダ発の高品質スウェットアイテムブランド。古き良きアメリカンカジュアルを彷彿とさせる独特のかすれたような風合いが特徴。すべての商品がカナダ国内の工場で生産され、この工場ではあのストリートブランドSUPREME(シュプリーム)のスウェットもOEMで手掛けていることで知られています。
肉厚で伸びにくい耐久性に優れた生地を使い、ボディにはブランドロゴがさりげなく施されているのが特徴。こちらも日本国内ではセレクトショップ、ロン・ハーマンで取り扱いがあります。
参考価格:$125.00
STILL BY HAND(スティル バイ ハンド)
「いまだに手作業で」という意味のブランド名を持つ、日本国内産の上質生地を使ったスウェットアイテムを中心に人気のドメスティックブランド。
ワンマイルウェアからレザージャケット、ブルゾンなどと合わせるコーディネートまで、普段使いに適した程よくリラックス感のある細身のシルエットが特徴。機能性を高め、可動域を広げるための股に施された「ガゼットクロッチ」など、往年のスウェットシャツに見られるディティールを再現するなど細かなコダワリが服好きに支持されています。
参考価格:¥18,360
JAMES PERSE(ジェームス パース)
1994年にロサンゼルスでスタートし、上質素材でシンプルなウェアを作ることで瞬く間に世界的人気になったベーシックなカジュアルウェアブランド。
程よくダメージ加工やウォッシュ加工が施されたタイプからパイル地のものまでシンプルなスウェットパンツが揃い、ロゴや余計なデザインを排除した作りも特徴です。シルエットは細身~ややゆとりのあるデザイン。
参考価格:¥ 19,440
GRAMICCI(グラミチ)
世界的クライマーが設立したファッション性の高いパンツが日本国内でも人気のGRAMICCI(グラミチ)。
クライミングパンツのブランドとして始まったブランドだけに、程よく細身ながら180度開脚可能で動きやすいガゼットクロッチの採用や、片手でフィット感を調整できる腰部分のウェービングベルトなど機能面で他のブランドと差別化が図られているのも特徴です。1枚は待っておきたい定番スウェットパンツ。
参考価格:¥12,744
THE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)
アウトドアブランドの定番であるTHE NORTH FACE(ザ ノースフェイス)のスウェットパンツは素材にポリエステルを混紡させることで速乾性を高め、夏は通気性を重視したクールマックス素材、冬場は裏地にフリースをあしらったタイプなど、機能性に優れたスウェットウェアが揃っています。程よく細身のシルエットも現代的なデザイン。
参考価格:9,180円
MONKEY TIME(モンキータイム)
極端に細身のシルエットやダメージ加工、さりげなくあしらわれたプリントなど、ファッション性の高いスウェットパンツを比較的リーズナブルな価格で手に入れたいならユナイテッドアローズのオリジナルレーベル、MONKEY TIME(モンキータイム)がおすすめ。
日本国内だけでなく、海外ショップでも展開されるなどオリジナルレーベルを抜けてファッションブランドして認知されているだけに、魅力的なパンツがそろっていますよ。
参考価格:¥12,960
JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)
極上の着心地と肌触りで世界的に人気のニットウェアブランド、JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)では定番のカーディガンやニットジャケットだけでなく、最高品質のメリノウールなどを使ったスウェットパンツを毎シーズンリリースしています。非常にやわらかく見た目にも上質で、無理のない程よい細身のシルエットが魅力的。
参考価格:£165.00
DOUBLET(ダブレット)
「違和感のある日常着」をテーマとし、既存のデザインの枠に囚われないストリートウェアを展開し、国内外で評価・知名度ともに急上昇しているドメスティックブランド、DOUBLET(ダブレット)
刺繍やパッチワークなど細部まで非常に作りこみの凝ったスウェットウェアが展開されています。
参考価格:36,720円
DIESEL(ディーゼル)
日本国内でも若者から大人まで幅広い層に支持されているDIESEL(ディーゼル)。スウェットパンツは価格・質・デザインなど総合的にバランスが良く、チャンピオンなどド定番のブランドに次いで選びやすい。生地はやや薄手のものが多く、シルエットは細身~スキニーに近いファッション性の高いパンツです。
参考価格:¥16,856
GOSHA RUBCHINSKIY(ゴーシャ ラブチンスキー)
ロシア発のストリートブランドとして近年高い注目を浴びるGOSHA RUBCHINSKIY(ゴーシャ ラブチンスキー)。
二股に分かれた袖口や裾、ロシア語のヴィヴィッドな刺繍が施されたパンツなど、個性的なスウェットが揃います。コレクションブランドながら価格も安いのでユース世代に特に人気のブランド。
参考価格:¥18,864
A-COLD-WALL*(ア コールド ウォール)
A-COLD-WALL*(ア コールド ウォール)は大人気ブランドOFF-WHITE(オフホワイト)のデザイナー、ヴァージル・アブローなどとも関わりのある、建築やアート、映像などに深い知識を持つデザイナー、サミュエル・ロスが手掛ける新鋭ストリートブランド。
あえてステッチを見せる、ポケットを外に出すなど、既存のスウェットパンツのデザインに囚われない個性的なスタイルが特徴。グレーやベージュなどをより掠れさせたようなカラーリングや、独特のシルエットも存在感があります。
参考価格:¥22,637
MOSTLY HEARD RARELY SEEN(モストリー ハード レアリー シーン)
香港人デザイナーが手掛ける新鋭ファッションブランド。このブランドではアジア圏のブランドらしいディティールに細かなデザインが施されたウェアが揃い、スウェットパンツやラウンジウェアは代表的アイテムのひとつ。
やや高額ながら非常に柔らかな素材を使用し、さりげない程度のサルエルシルエットなど、ストリートウェア寄りのスウェットパンツをリリースしています。
参考価格:¥33,918
OFF-WHITE(オフホワイト)
世界的アーティスト、カニエウエストのスタイルアドバイザーなどを経て自身のブランドをスタートした、ヴァージル・アブローによる人気ストリートブランド、OFF-WHITE(オフホワイト)。スウェットパンツはこのブランドの定番であるアローモチーフや縦ストライプなどがプリントされたものが中心で、一目でこのブランドとわかる作りからストリート界で特に人気のアイテム。
生地はかなりしっかりとした作りですが、価格はデザイナーズブランドらしい設定になっています。
思い切って同ブランドのスウェットシャツやパーカーと合わせるとよりオシャレな着こなしになるはず。
参考価格:¥59,400
FEAR OF GOD(フィアオブゴッド)
近年人気のファッションスタイルである「ラグジュアリー系ストリートスタイル」の代表的ブランドであるロサンゼルス発のFEAR OF GOD(フィアオブゴッド)は、腰ひもが異様に長くデザインされた「ドローストリングパンツ」がブランドの定番アイテム。この長い腰ひもをあえて垂らして着用するスタイルが人気に。もともとはスケーターが予備のシューレースをデニムのベルトループに装着していたのがこのスタイルのルーツになっていると言われています。
価格はかなり高額なものの、一見スウェットパンツではなくコットンやウールパンツにも見える高密度で丈夫な作りが特徴。
参考価格:10万円前後(流通価格)
FOG(フォグ)
FOG(フォグ)は入手困難で価格も高いFEAR OF GOD(フィアオブゴッド)のセカンドラインとして、アメリカのファストファッションブランドpacsun(パシフィックサンウェア)とのコラボレーションで展開されているライン。素材が安くなりほつれやゆるみが出やすい一方、膝にかけて極端に細くなっていくシルエットと、裾部分のジップが他のブランドにはない独自のシルエットを生み出し、年約2回の販売とともに即完売する人気スウェットパンツ。
日本への発送に対応したものの、発売開始から10分程度で完売してしまうという、恐ろしいほどの人気があります。
サイズ感は展開時期によってやや異なり、ひざ下はタイトながらウエストはややゆとりがあるので、細身の方はワンサイズ下げての購入がオススメ。
参考価格:$100