俳優の東出昌大(32)とお笑い芸人の渡部建(47)の不貞行為が「令和の二大不倫」と称され、「もしも妻なら、どっちの不倫が嫌か」といった対決論争が、ちまたの女性のあいだで、にわか盛り上がっているという。そんなことが書いてある記事をキャスター兼タレントで、あの徳光和夫の息子であり、ミッツ・マングローブとは従弟にあたる徳光正之氏が、デイリー新潮に寄稿していた。
【東出が嫌派】
「子供が3人もいるのになにやってるの? 頭おかしい」(32歳既婚者)
「育児が一番大変な時期に杏ちゃんをほったらかして恋愛をするなんてクズ」(40歳既婚者)
【渡部が嫌派】
「渡部、キモイ。トイレで1万円とか女のことバカにしてる、行く女も女だけど」(28歳未婚者)
「あんな扱いされたらキレて当たり前、勘違いしてるよ、あいつ」(25歳未婚者)
……と“両派”の、まあ“代表的”な意見を拾い上げ、
「既婚者もしくはパートナーがいる方は杏さんに自身を投影なさった考え、そうでない方は佐々木希さんではなく不倫相手(浮気相手?)に自らを置き換えて考えていらっしゃるのでは?」
……との分析をなされたり、
「『杏ちゃんという人がいながら』『希ちゃんがありながら』というお言葉が目立ちますが、パートナーが美人だったら不倫しちゃいけなくて、不美人だったらしても良いのか? となるので、私としては理解できませんでした。どっちだろうと不倫は不倫でありますから」
……みたいな疑問を呈してみたり……と、それはそれでそれなりに納得もできたのだけど、それよりも同記事に関しては、珍しく(?)記事下にあったヤフコメ欄の “女性の意見”がなかなかに秀逸で面白かったので、そのいくつかを紹介しておこう。
「勿論どっちも最悪ですが、妻としてはなんとなくですが、東出パターンは悔しい、渡部パターンは恥ずかしいって気がします」
たしかにごもっとも。「悔しい」「恥ずかしい」といった一言の形容詞に、その違いと「妻の立場からのリアルな心象」が凝縮されている点にセンスを感じる。ストンと腑に落ちました!
「ケース東出は妻としてNO。ケース渡部は人間としてNO」
これも、東出&渡部に対するさまざまな長々しい罵詈雑言を見事に短文へとまとめきった名文だ。もう少々 “精米”すれば川柳にだって落とし込めるのではないか? 実際、チャレンジしてみたら、やっぱ無理だったけど……(笑)。
「妻としては東出の方が嫌だけど、母親としては渡部の方が嫌」
子どもに「お父さん、ほかの女の人が好きなの」とは説明できても「お父さん多目的トイレで…」とは説明できない……って理屈である。そりゃそうですわな?
……ってなわけで、「私自身はどっちがダメだと思うか?」についても本当は最後に論じておきたいのだが、コレって “不倫した側”が男性である以上、同性である私がつべこべと、どちらかを批難したり擁護したりするのは無理だと思う。たとえば極論、いくら男性側が「六本木ヒルズの多目的トイレはけっこう広くてキレイですよ〜」なんて風に渡部の弁明をしたところで、女性側が「キモイ!」の一言でぶった斬るのなら、それが “正解”なんである。