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メールに句読点は失礼!? 「やたらめったら句読点が入ったメールはうっとおしい」という声は“新マナー”となるのか?




『FNN PRIME online』が『「メールの文章に句読点を打ったら失礼」ってホント? もやもやマナー』なるタイトルの記事を配信していた。私も昨今、メールの文面に関する句読点問題はとても気になっていた。とりあえずはどんなことが書いてあるのか読んでみる。内容は要約すると以下のようなものであった。



 




ネット上に、上司から「メールの中に句読点を使うと、相手に対して『わざわざ読みやすい文章にしてやっているんだ』という“上から目線”の文体になってしまうので、失礼にあたる」みたいなことを言われた……というツイートが投稿され、話題になっている。




 



そもそも日本で句読点が使われ始めたのは、意外と大昔まで溯るわけでもなく、明治20〜30年代であるらしい。理由は至ってシンプル。「句読点を付けたほうが、相手が読みやすいから」。さらに、句読点のルールがはじめて正式に制定されたのが明治39年に文科省から示された『句読法案(句読点法案)』で、このころから「今まで使っていなかった句読点を使って『読みやすくする』のは、相手を見下している」といった見方をする人が存在していたのだろう……と、同記事は推測する。



 



FNN PRIMEの取材に応じたマナーコンサルタントの西出ひろ子さんは、こうコメントする。



 




「『文章に句読点を打つのは相手に失礼』と考える人が(一定数)実在するのはたしかだが、現代では句読点を打つことが一般的となっており、それは『打っているほうが読みやすい』という理由もあるため、『失礼』とは断言できない。



ただ、マナーというのは、相手もそれを知っていないと成立しないので、相手様がこのことを知らなかったら、反対に『句読点を打っていないこと』が『失礼』と思われるかもしれませんね」




なるほど……そんな感じのお話だったんですね。正直、私はタイトルを流し読みしただけの時点では、ここ数年、LINEやツイッターの文面から句読点が端折られるケースが劇的に増えており、こうした傾向がビジネスメールでも横行しつつある現実を憂いているたぐいなのか……とばかり思っていた。すっかり勘違いしてました(笑)。



 



ではなぜ、LINEやツイッターは句読点が端折られがちなのか? LINEは原則としてチャット感覚で利用するため、スピードが命。したがって、句読点を打つ1アクションも“時間の無駄”になるから。ツイッターは制限された文字数内に一文字でも多くをブチ込みたいから……。しかし、これらのプライベートにおける慣習が、いずれビジネスの分野にまで飛び火し、10年後20年後には「やたらめったら句読点が入ったメールは読んでいてうっとおしい」といった“新マナー”が通常化してしまうのではなかろうか? 実際、2〜3年ほど前からは、担当が若い編集者だった場合、私が入稿した原稿の句読点に複数、「トル」と赤入れされていることも多々あったりする。



 



私は、句読点は「より読みやすくする」と同時に、文章のリズム感を整えるために使うものと解釈している。つまり、句読点とは「その人の文章のリズム感」、ひいては「センス」をジャッジする一つの重要なポイントなのだ。それがもし近未来、「失礼→不要」となり消滅したとすれば……よりいっそう“文章で個性を表現する”行為が至難となってしまうことだけは間違いない……。


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