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SNSでイケメン外国人に言い寄られて… 「国際ロマンス詐欺」にハマる女性の特徴




Twitterやインスタ、FacebookなどのSNS、出会い系サイトで見ず知らずの女性に近づき、「結婚したい」「付き合いたい」といった口説き文句で相手を騙して金銭を巻き上げる『国際ロマンス詐欺(国際恋愛詐欺、国際結婚詐欺)』。40~60代の高齢女性の被害が目立つ上に、被害額が数百万円に及ぶケースも多く、世界的な被害総額は200億円を超えているという。



 



なぜ女性たちは、騙されてしまうのだろうか。



 



 



■巧妙すぎる手口



 



2018年11月、宮城県に住む女性が“米軍司令官”を名乗る男とSNSで知り合い、現金100万円を騙し取られた。その少し前には、東京都に住む女性が“軍医”を名乗る男に、1千万円以上もの大金を送ってしまっている。こうした「国際ロマンス詐欺」の撲滅を目的とした団体【国際ロマンス詐欺撲滅協会】によると、手口は多岐にわたるという。



 



基本的な流れとしては、



 



1:実際に会うことは稀で、基本的にSNSで交流を深める



 



2:ロマンチックな甘い言葉を連発し、あたかも恋愛しているかのような気分にさせる(結婚の約束をする場合もある)



 



3:数日~数か月かけて信頼関係を作った後、何らかの<理由>で金銭を要求する。信頼させるために、偽造契約書や偽造パスポートの写真を送る



 



4:「会ったときに返金する」と約束するが、実際に返すことはなく、突然連絡が取れなくなる



 



と、外から見れば明らかに詐欺と分かる。しかし、金銭を必要とする<理由>に



 



・日本での開業資金がテロ資金と疑われて没収された



・結婚式の費用を先に振り込んでほしい



・事故や急病で急遽、金銭が必要となった



 



といった“まことしやかな”エピソードをでっち上げるため、聞いた側は



 



「彼を助けてあげなければ!」



「彼のために何かしてあげなければ!」



 



とホイホイ金銭を振り込んでしまうのだ。



 



 



■独身中年の危険な「白馬の王子様願望」



 



「国際ロマンス詐欺」に引っかかるのは、ある程度の貯蓄を持っていると推測される40~60代の独身女性が多いという。こうした女性が抱きがちなのが、ハーレクインロマンス的「白馬の王子様」願望だ。



 



若い頃はがむしゃらに仕事をし、気付いたら独身中年となり、老後に向けて寂しさは募る一方。しかし、いざ婚活しようにも、出産適齢期を過ぎている。



 



結婚相談所等で出会う40~50代の独身日本人男性は売れ残っているだけの“理由”を抱えている。収入が低かったり、頼りがいがなかったり、バツがついて養育費地獄に陥っていたり、親が介護間近だったり、容姿が衰えていたり……。とてもじゃないけれど、長かったシングルライフを埋められるほど愛せる対象にはならない。



 



それでも女性たちには、「私は今まで、頑張って生きてきた!」という自負がある。だからこそ、いつかは(既婚の友人の夫たちより)ステキな男性と出会えるに違いない。そして、誰よりも幸せになれるに違いない――そう思い込んでいるのだ。



 



そこに、見ず知らずではあるものの、イケメン外国人から「日本語を覚えたい。だから友達になってほしい」「日本女性と結婚したい。僕のベターハーフになってほしい」「キミは運命の人だ」「アイラブユー!」なんて連絡が頻繁にあれば……詐欺と気づかず食いついてしまっても、ある意味、仕方のないことだろう。



 



ちなみに20~30代でこうした被害に遭う女性は、見た目がやや地味で、「ハーフの子どもを産みたい!(かわいい子どもを産んでモデルにさせたい! ていうか、めちゃくちゃかわいい子どもを育てて、これまで自分の容姿をバカにしてきた周囲の友達を見返したい!)」という特殊な願望を持っている場合が多い。



 



デートはおろか、キスすらしたこともないのに、ハーフの子どもを妊娠できるわけもないのだが……まぁ、若いうちは精神的にやり直しがきくと思うので、保健体育の教科書でも引っ張り出して、読み返してもらうしかないだろう。



 



 



■男性諸君も対岸の火事ではない



 



ところで。



 



「女ってバカだなぁ」 そう思いながら読み進めてきた男性諸君もいることだろう。しかし、こうした詐欺は男性の間にも広がっている。アジア系の若い美女に騙され大金を貢いでしまったり、北欧系の女性に「家族が困っているから援助してほしい」と言われ大金を振り込んでしまったりと、被害が増えているのだ。



 



そう、「国際ロマンス詐欺」はもはや、対岸の火事ではない。



 



人情噺を簡単に信じてしまう“バカな日本人”がターゲットにされていると、男女ともに認識しなければならないのだ。



 



 



■“身の程を知る”ことは大切だ



 



まず、金品を要求された際は慎重に対応し、気安く送金しないことが大切だ。また、会ったこともないのに「結婚しよう」などと言ってくる輩は「ハイ残念、今、詐欺確定しました~♪」などといなす強さも身に着けたほうがいいだろう。



 



「日本人にはモテなかったけれど、外人にはモテる私(俺)」



 



――そんなイメージは、宝くじに高額当選するより虚しい幻想だ。“身の程を知る”ことも、詐欺に遭わないため、大切なのかもしれない。


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