■台風の真っ只中に届いたメール
日本列島が台風に翻弄された9月30日の夜。列車は運転を見合わせ、各地で停電が起き、いろいろと「それどころじゃない」21時15分に“タッキー&翼を応援してくださっている皆さまへ”なるメールは来た。
差し出し人は、ジャニーズファミリークラブ(タッキー&翼ファンクラブ)。
去る9月12日の深夜23時35分、前代未聞の事後報告という形で“滝翼”の解散を告げてきた同者が、今度は何!?
急ぎ目を通すと、「現在ファンクラブ会員資格を持つ方、更新猶予期間中の方は引き続きサービスをご利用いただけます」とのこと。サービスとな!!
「滝翼が解散したのに、サービスだけ生きてるなんて滑稽だわ!」と、某天空の城の王女のように思いもしたが、ようするに新規の会員受付はしないものの、現会員とそれに準ずる者には「サービスを続行する」ことで返金対応はせぬ、ということと解釈した。
さらに「改めてお知らせ出来ることがあればご案内いたします」との記載もあるが、これは年内は芸能活動を続ける滝沢秀明さんの公演案内を指すのだろうか。
じゃ、今井翼さんファンへのフォローは?
続けてくれるというサービスの、具体的な内容は……?
タッキー&翼のファンは、ふたりをつなぐ「&(アンド)」=「安藤さん」と呼ばれ、いわば“アイドル滝翼の正妻”ともいうべき存在だ。
なのに、事後報告だったり奥歯に物のはさまったようなお知らせだったり、“本家からぞんざいに扱われている分家”みたいというか、蚊帳の外というか、ほんのりと(いや、かなり)切ない。
■滝翼の引退でファンもヘトヘト
それでなくても、「タッキーが引退したら直にジュニアの悩みを吸い上げてくれる人がいなくなる」とか、「ダンスで牽引してくれる翼くんを失うのは痛手」とか、逆に「自担はタッキーとあまり接点がないから目にかからないかも?」とか、「華やかな美少年より、地味だけど技術の高いジュニアが優遇されるの?」とか、あれやこれやの不安や憶測でヲタもヘトヘトだというのに。
私たちは今、大胆な人事改革と組織改編に怯えるヒラ社員、みたいな気持ちを味わっている。ヲタなのだから、アイドルの活躍をただ楽しんでいればいいはずなのに……。
またぞろ、心波立つメールがやってくるのだろうか。
来るならば、せめて日の高いオンタイムな時間帯にしてほしい。
夜、どさくさ紛れに来るメールって、しれっと通すイヤな法案のよう。
卑怯でセコいイメージがついてしまう。
愛すべき真摯なふたりなのだから、伝えることがあるなら、どうか白日の下で! 切に、切に願っている。