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将来はテーラーメイド化粧品も可能に!? ポーラがiPS細胞から個性を反映した皮膚の作製に成功


ポーラ化成工業株式会社は、iPS細胞技術を用いて個々人の皮膚の特性を反映した皮膚オルガノイド「ミラースキン」を作製する手法を確立。これは、ドナーの尿から採取した細胞をiPS細胞に変換し、そこからドナーの皮膚を再現するというもの。この研究は、ブラジルで開催された第34回国際化粧品技術者会連盟世界大会で発表されている。「ミラースキン」の活用により、個々の皮膚トラブルの解析や適切な化粧品成分の選定が可能となり、極めてパーソナライズされた化粧品の提供が期待されている。さらに、この技術は皮下脂肪や神経、毛包、脂腺も再現可能であり、応用研究の進展も見込まれている。

世界的な化粧品技術者学会で発表
ポーラ化成工業株式会社は10月10日、iPS細胞を用いることで個性を反映した皮膚の作製に成功したと発表した。この研究成果は10月14日~17日、ブラジル開催の第34回国際化粧品技術者会連盟世界大会のポスター発表部門にて発表された。

個別の皮膚オルガノイドで化粧品をバーソナライズ
同社は、一人ひとりの皮膚に合わせた「究極のテーラーメイド」化粧品の提供を目指し、iPS細胞を用いた個別の皮膚の作製に取り組んでいる。

今回の研究では、ドナーの尿中の細胞からiPS細胞をつくり、そのiPS細胞からドナーの皮膚を再現した培養組織(皮膚オルガノイド)作製への手法を確立した。

皮膚オルガノイドは、ドナーの皮膚の特性が反映されていることも確認。この手法でつくられた個別の皮膚オルガノイドを「ミラースキン」と命名した。

ミラースキンを用いることで、その人個人の皮膚トラブルの原因を突き止めたり、個人に適した有効成分を見つけたりすることができ、パーソナライズされた化粧品への道が開かれた。これにより、いよいよ「テーラーメイド化粧品」も夢の話ではなくなった。

また、ミラースキンは、皮下脂肪や神経、毛包、脂腺まで再現できているため、これらを対象にした研究がさらに進展すると期待されている。

(出典元の情報/画像より一部抜粋)
(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)

※出典:プレスリリース

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