オーラルケア意識が高まった理由を聞くと、「マスク生活で自身の口臭が気になるから」(54.3%)という答えを筆頭に、「手洗いやうがいをよくするようになったから」(41.1%)、「自身の健康を意識するようになったから」(29.4%)という答えが続いた。
しかし、「全身の健康を意識してオーラルケアを行っている」と回答した人は12.9%にとどまり、口の中の菌による健康リスクは理解しているものの、体の健康を意識してオーラルケアに取り組んでいる人はまだまだ少数であることがわかった。
さらに自身の健康意識が高いと自覚する人とそうでない人に対して、それぞれ日頃のオーラルケアで使用しているアイテムを聞いたところ、「歯ブラシ」や「歯磨き粉」は健康意識を問わずに利用されているが、「電動歯ブラシ」の使用率は健康意識が高い人ほど利用率が高いことが明らかになった。
Health(健康)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた「ヘルステック(HealthTech)」という造語があるが、電動歯ブラシも医療と健康を担うヘルスティックアイテムのひとつ。
自身の健康管理について意見を聞くと、51.8%が「ヘルステックの力で自身の健康を向上させたい」、51.0%が「健康のためであればお金をかけてもいい」と答えており、いずれも健康意識が高い層、電動歯ブラシ使用者でスコアが高くなっている。
歯科医師の島津貴咲先生によると、口の中の細菌は特に寝ている間に増えやすく、むし歯にもなりやすいため、寝る前に念入りに歯を磨くことが大切だそう。
自宅で行うセルフケアも大事だが、定期的に歯科を受診し、プロにクリーニングしてもらうと、自分では落としきれない汚れをきれいにしてもらえる。
また電動歯ブラシは、勉強や仕事、子育てなど忙しい世代にとって、時短でしっかり磨けるうれしいアイテムだが、正しく歯面に当てる必要がある。
一度、歯科医院で磨き残しチェックを受け、正しい電動歯ブラシの使い方を聞いてみてはいかがだろうか。
【参考】
※Oral-B by Braun
https://oralb-pgone-jp-ja-prod-staging.azurewebsites.net/ja-jp/oral-care-topics/oral-b/brush-swicth