3月8日の国際女性デーに先駆け、株式会社ツムラ(以下、ツムラ)は、20代〜50代の女性10,000人を対象に、不調なのに我慢して家事や仕事を行う「隠れ我慢」の実態調査を実施。
その結果、女性の約8割が「隠れ我慢」をしているという実態が明らかになった。
体調が悪くても我慢して家事や仕事を行う日本女性が8割も
心身の不調を我慢していつも通り家事や仕事をすることがあるかと聞いたところ、女性の3人に1人は「頻繁にある」(34.3%)と答え、「時々ある」(44.9%)を合わせると、女性の約8割(79.2%)が「不調を我慢して」家事や仕事を行っていることが分かった。
日本女性に最も多い「隠れ我慢」は、「気遣いさん」タイプ
ツムラでは、日本女性がどのような「隠れ我慢」をしているのかについて、心理カウンセラーの下園壮太先生監修で5つの「隠れ我慢」タイプに分類。
10,000人の女性に20の質問を行い、「あてはまる」「どちらともいえない」「あてはまらない」の3段階で回答してもらい、回答結果を加重平均*の積み上げで算出した。
(*「あてはまる」2点、「どちらともいえない」1点、「あてはまらない」0点で平均を算出)その結果、日本女性に最も多い「隠れ我慢」タイプは、周囲への配慮が大きく自分の欲求や感情を否定しがちな「気遣いさんタイプ」(4.59)、次いで、感覚や感情に敏感で外からの刺激に傷つきやすい「敏感さんタイプ」(4.37)という結果になった。
同社ではこれらのデータを基に、自分の「隠れ我慢」タイプが診断できるセルフチェッカーを開発し、ホームページ上で公開している(記事下部参照)。
「隠れ我慢」する女性が感じる不調TOP3、1位は「疲れ・だるさ」
「隠れ我慢」をしている20代〜50代の女性1,000人を対象に調査を行い、普段感じている不調を聞くと、1位「疲れ・だるさ」(66.0%)、2位「冷え」(48.6%)、3位「イライラ感」(46.4%)の順となった。一方、「隠れ我慢」している女性が感じながらも我慢する不調は、「イライラ感」「不安感」のほか「言葉にしにくい不調」が上位に。
精神的な辛さや言葉にしにくい不調ほど、我慢しがちな傾向があると判明した。
「隠れ我慢」を相談する女性は半数以下
不調を感じても我慢してしまう「隠れ我慢」のことを、誰かに相談するか聞くと、「よく相談する」は7.1%で、「たまに相談する」(40.0%)を加えても、誰かに相談する女性は半数もいないことが判明(47.1%)。
心理カウンセラーの下園壮太先生によると、「隠れ我慢」スパイラルを断ち切るためには疲労系の苦痛や女性特有の身体苦痛などに上手に対処すること、「隠れ我慢」の苦痛を共有する仲間を持つことが大切だという。
まずはツムラが公開している「隠れ我慢チェッカー」で客観的に自分の「隠れ我慢」をチェックしてみてはいかがだろうか。
【参考】
※ツムラ 隠れ我慢チェッカー
https://www.tsumura.co.jp/onemorechoice/checker/home/