北ヨーロッパの国・スウェーデンの首都ストックホルムは、14の島から成り立っています。
湖に囲まれた景観は美しく、「水の都」や「北欧のベネチア」と呼ばれています。
スウェーデン短期滞在経験のある筆者が、実際に足を運んで良かったスポットを紹介していきます。
ストックホルムのおすすめスポット
ストックホルムの街並みは色鮮やかで、 湖とのコントラストは時間を忘れて眺めていられる程の美しさ です。
美しいだけでなく、感性や知的好奇心をくすぐられるスポットにも恵まれています。
スウェーデン・ストックホルムの文化や歴史に触れられるスポットを厳選しました!
ストックホルム市庁舎
ストックホルムに来て、まず訪ねたいところは、ストックホルム市庁舎です。
メーラレン湖に面する温かみのある赤レンガが特徴的な建物で、「ナショナル・ロマンティシズム建築の傑作」として知られています。
ノーベル賞の記念晩餐会から市民の結婚式まで と、様々なイベントが行われています。
ガイドツアーは予約が必要ですが、ノーベル賞の受賞記念晩餐会で使われる「青の間」、舞踏会で使われる「黄金の間」など美しい内装も鑑賞できます。
地下にはレストランがあり、 ノーベル賞晩餐会のメニュー を食べられるのは嬉しいですね!
https://cityhall.stockholm/visit-the-city-hall/
ガムラスタン
ストックホルム中央駅の南側の島に、「ガムラスタン」と呼ばれる旧市街のエリアがあります。
ガムラスタンとはスウェーデン語で「古い街」を意味し、 名前通り「美しい中世の古い街並み」が残っています。
色鮮やかな建物は、どこを切り取っても写真映えすること間違いありません!
観光の中心地で、多くのギフトショップや雑貨屋が並び、季節問わず観光客で賑わっています。
レストランやカフェも集まっているので、スウェーデンのグルメを楽しんだり、観光の休憩をしたりするのも良いでしょう。
https://www.veltra.com/jp/europe/sweden/ctg/182455:%E6%97%A7%E5%B8%82%E8%A1%97%EF%BC%88%E3%82%AC%E3%83%A0%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%EF%BC%89/?sid=1554
ストックホルム宮殿
ガムラスタンエリアにあり、 現在も国王の執務室として使用されています。
部屋数は600室以上 もあり、ヨーロッパの王室や皇室の中でも、最大の規模と面積を誇ります!
王宮入り口の衛兵とは、邪魔にならない距離感や程度で記念撮影が可能です。
特に衛兵交代式が行われる12:00は、衛兵達の活気あるブラスバンドや行進を見られ、活気があるのでおすすめします。
https://www.kungligaslotten.se/english.html
ノーベル賞博物館
ノーベル賞博物館は、スウェーデン出身でダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言に従って設立されました。
歴代ノーベル賞受賞者の功績の展示やインタビュー映像、晩餐会で使われる食器などを鑑賞でき、知的好奇心をくすぐられます。
アプリで日本語のガイド音声を聞いて回れるのは、嬉しいですよね!
館内のカフェでは、ノーベル賞授賞式の晩餐会で提供されるアイスも食べられます。
カフェの椅子の裏には、ノーベル賞受賞者の直筆サインがあるので要チェックです!
https://nobelprizemuseum.se/en/languages/nihongo/
ヴァーサ号博物館
入館すると目の前に巨大な沈没船・ヴァーサ号が迫力満点に出迎えてくれます!
多くを語らずとも、 スカンジナビアの博物館で入場者数No.1 を誇っていることが存分に分かります。
桜が日本人にとって誇りであるように、ヴァーサ号はスウェーデン人の誇りです。
ヴァーサ号は17世紀に海底へ沈みましたが、1961年に引き上げられて保存及び修復され、世界で唯一現存する17世紀の船舶として展示されています。
隅々には繊細な彫刻が施され、 芸術的でいつまでも眺めていられる ほどの美しさです!
https://www.vasamuseet.se/ja
スカンセン
自然豊かなユールゴーデン島の高台にあるスカンセンは、 世界初の野外博物館 です。
まるで村のような作りをしていて、スウェーデン全地域の人々の暮らしや民芸品、衣装などを鑑賞できます。
動物園エリアも、 オオジカなどのスウェーデンならではの動物 が飼育されていて見所が多く、飽きがきません!
運が良ければ、野生のリスを見つけ、エサを与えるチャンスもあります!
入り口付近のギフトショップ「スカンセン・ブティーケン」では、スウェーデン全国から雑貨や木工芸品、ガラス製品や陶芸品などが充実しています!
https://skansen.se/en/
ABBA博物館
スウェーデンからは数々のミュージシャンが登場していますが、ABBAが代表的と言っても過言ではないでしょう!
多くのヒット曲をリリースし、ミュージカルや映画にもなった「マンマ・ミーア」でABBAの曲を聴いたことがある人が多いかもしれません。
入館して地下1Fのミュージアムに足を踏み入れると、 ABBAらしい華やかな舞台衣装 が出迎えてくれます。
控え室やレコーディングスタジオ、オフィスなどが再現され、曲作りの背景が見られるのはなかなか興味深いです。
レコーディングスタジオでは、 カラオケに合わせてABBAヒット曲を歌い、歌った音源のダウンロードもできるので 、ファンの方もそうでない方も良い記念になるでしょう!
https://abbathemuseum.com/en/
ストックホルム市立図書館
ストックホルム市立図書館は、北欧のモダン建築の巨匠であるエリック・グンナール・アスプルンドによって設計された開架式の図書館で、1928年に誕生しました。
北欧にモダニズムをもたらし、 「スウェーデンの建築の父」と呼ばれたアスプルンドのデザインを堪能できます!
足を踏み入れると、55万冊もの本に360度に囲まれ、壮大な美しさに圧巻されるでしょう。
カフェも併設されているので、好きな本を持ち込んでコーヒーやスイーツと一緒に休憩できるのは嬉しいですね!
https://biblioteket.stockholm.se/en/language/english-engelska
ストックホルム大聖堂
ストックホルム大聖堂は、1279年に誕生した ストックホルム最古の教会 で、かつては王族の戴冠式や冠婚葬祭が行なわれていました。
改築と増築を重ね、1480年代にはゴシック様式から現在のバロック様式の姿になりました。
大聖堂内には素晴らしい絵画や彫刻が飾られ、ストックホルムに刻まれてきた歴史を感じることができます。
毎年夏の7月〜8月頃には、大聖堂でクラッシックの生演奏コンサートが行われ、オーケストラとパイプオルガン、聖歌隊の美しいハーモニーを楽しめます!
ストックホルムのおすすめグルメ
スウェーデンは、世界中で現在食されているバイキング形式の食事や、ユニークな名前の料理など、 他のヨーロッパの国々とは異なった独自の食文化が発展 しています。
リンゴンベリーを添えたミートボール「ショットブラール」や、じゃがいもとアンチョビを交互に重ねたグラタン「ヤンソンの誘惑」は有名。スウェーデンの風味を味わえます!
ストックホルムでスウェーデンを味わえるグルメスポットを紹介していきます。
Patricia Restaurang &Nattklubb
Patricia Restaurang &Nattklubbは、 湖に停泊している船の船上レストラン です。
船そのものをレストランとしているため、これから船旅に出るようなワクワク感が止まりません!
軽食から ロブスターやサーモンとほうれん草のパイ などしっかりした食事までと、メニューが豊富です!
現地の友人いわく「レストランとしてよりナイトクラブとして有名」とのことで、グルメも遊びも欲張って楽しみたい方には外せないスポットです!
https://www.patriciastockholm.se/en/
Gunnarsons Specialkonditori
Gunnarsons Specialkonditoriは、ピンクを基調としたスイーツ店で、老若男女問わず列ができていることが多いです。
店内にはプレッツェルがつるされていて、チョコレートやシナモンロール、プリンセスケーキなどスイーツに囲まれて お菓子の国に迷い込んだ気分 を味わえます!
カフェを利用する場合、夕方になると店員さんがテーブルのキャンドルに火を灯してくれるので、スウェーデンの習慣を感じられます。
2月頃には、 スウェーデンの伝統菓子セムラ が登場するので、リッチな味わいを楽しんでくださいね!
https://www.instagram.com/gunnarsonskonditori/
Under Kastanjen
Under Kastanjenはガムラスタンにあり、 カフェもレストランもある ので、用途に合わせて利用できます。
温かみのあるオレンジ色の外観はオシャレで、夏の青空にも冬の雪景色にも映えます。
カウンターにはキャロットケーキやチョコレートケーキなど、スウェーデンのケーキを中心に並んでいて選ぶのが楽しくなります!
スウェーデンを感じさせるキャンドルや可愛らしい雑貨 が置かれていて、癒しの空間でコーヒーブレイクを過ごせます。
https://underkastanjen.se/
魅力が詰まったストックホルム観光を楽しもう!
いかがでしたでしょうか。筆者が実際に足を運んで、また行きたいと思えたスポットを紹介しました。
ストックホルムは五感が満たされるスポットが溢れ返っています。
この記事を参考に、是非ストックホルムの魅力を肌で感じてくださいね!
Hikaringo
余暇プランナー
東京都在住で普段はIT業界のSEとして働いているHikaringoです。ヨーロッパを愛してやまず、15ヶ国一人旅経験あり。スウェーデン短期滞在経験もあり。食べることが大好きで、国内外どこに行ってもガイドブックに頼らず現地の人からの情報をもとにグルメ巡りしています。「読んでワクワク」「面白そうだから挑戦してみよう」と思えるような情報を発信していきたいです。