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【イタリア】北西部の港街「ジェノヴァ」の観光スポット5選!~ミラノから日帰りも可能♪


イタリアの港街といえばヴェネツィアが有名ですが、かつてヴェネツィアと覇を競っていた北西部にあるジェノヴァという街をご存知でしょうか。

今回は、ジェノヴァについておすすめの観光スポットとともに紹介します。イタリアに興味のある方はぜひチェックして、ジェノヴァへの旅行を検討してみてください。

ジェノヴァはどんな街?

ジェノヴァの街並み

ジェノヴァ(Genova)は、イタリア北西部のリグーリア州最大の港湾都市です。かつてヴェネツィアと覇を争う海洋共和国として栄えていました。

観光のメインとなるのは、旧ヴェッキオ港沿いの「ポルト・アンティコ」周辺と、16世紀から17世紀にかけて築かれた邸宅群「ストラーデ・ヌオーヴェ」周辺 です。ポルト・アンティコには、観光用のガレー船やジェノヴァ水族館といった施設があり、潮風が気持ちいい散歩道が整備されています。一方、ストラーダ・ヌオーヴァでは、緩やかな坂道の両側に彫像や漆喰細工などで飾られたファサードがあるバロックやルネサンス様式の壮麗な邸宅がズラリ。邸宅のほとんどは現在も銀行やオフィスなどに利用されていますが、世界遺産にも登録されるほどに魅力あふれるエリアとなっています。

ジェノヴァはミラノから南へ約145km離れたところにあり、 ミラノ中央駅から電車で約1時間半 です。早朝から夜間まで運行されているので、ミラノからの日帰り観光で十分楽しめるでしょう。

ジェノヴァのおすすめ観光スポット5選

フェッラーリ広場

かつてのサルデーニャ王の住まいだった「王宮」

街の西側にある プリンチペ駅からストラーデ・ヌオーヴェに入るとすぐの場所にあるのが王宮(Palazzo Reale)の呼び名で親しまれている博物館 です。17世紀からバルビ家の大邸宅として建造に着手され、1830年頃にはサルデーニャ王のサヴォイア家が住んでいた歴史を持っています。

漆喰細工のスタッコやフレスコ画で装飾された豪華な部屋が広がり、とりわけ優美な 「鏡の間」 は必見。また、かつてこの邸宅で暮らしていた貴族の調度品とイタリア国内外から集められた貴重な絵画コレクションが展示されています。玉座が置かれた 「謁見の間」にある『カテリーナ・バルビ・ドゥラッツォの肖像画』 と、 「王の寝室」にある『磔刑』 というヴァン・ダイクによる作品は見応えがあります。

ジェノヴァが繁栄した時代を色濃く残す絢爛豪華な建築物ですが、どことなく生活感を感じさせる観光スポットです。

【基本情報】

  • 営業時間(火曜):13:30〜19:00(最終入場18:30)
  • 営業時間(水曜〜土曜):9:00〜19:00(最終入場18:30)
  • シングルチケット:10ユーロ
  • 定休日:日曜、月曜、火曜
  • 毎月第1日曜は13:30〜19:00に無料開放

https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/western_europe/republic_of_italy/GOA/101465/index.html

3つの貴族の邸宅を巡っていく「ストラーダ・ヌオーヴァ美術館」

ストラーダ・ヌオーヴァ美術館(Musei di Strada Nuova)は、 赤の宮殿(Palazzo Rosso)、白の宮殿(Palazzo Bianco)、ドーリア・トゥルシ宮(Palazzo Doria-Tursi)の3つの宮殿で構成された美術館 です。どの場所もガリバルディ通り沿いにあり、ドーリア・トゥルシ宮は現在市庁舎としての役目も果たしています。

赤の宮殿はフレスコ画や漆喰で豪華に装飾された17世紀の邸宅で、赤褐色の壁が特徴です。その側にある白の宮殿は。白い外観とバロック風のファサードが目を引き、赤の宮殿とともに見応えのある絵画と屋上からの眺望が圧巻。白の宮殿最上階から続くドーリア・トゥルシ宮は現在市庁舎としても利用されており、音楽ファンなら必見のパガニーニが愛用したバイオリンをはじめとする遺品などが展示されています。

【基本情報】

  • 11月1日〜4月17日の営業時間(火曜〜金曜):9:00〜18:30
  • 11月1日〜4月17日の営業時間(土曜・日曜):9:30〜18:30
  • 4月18日〜10月31日の営業時間(火曜〜金曜):9:00〜19:00
  • 4月18日〜10月31日の営業時間(土曜・日曜):10:00〜19:30
  • 共通券:9ユーロ
  • 定休日:月曜

https://www.museidigenova.it/en/strada-nuova-museums

貴族の邸宅の雰囲気も味わえる「スピノーラ宮殿国立絵画館」

スピノーラ宮殿国立美術館(Galleria Nazionale di Palazzo Spinola)は、17世紀から18世紀の邸宅の雰囲気がそのまま残されている美術館。外観から内部に至るまでロココ風に装飾し、1階の大広間の天井には館の最初の主であるグリマルディ家の栄光の歴史を描いたフレスコ画があります。

現在は美術館としてかつての 貴族たちの肖像画や集められたコレクションが展示 されており、中にはルーベンスやヴァン・ダイクといった巨匠の作品も含まれています。特に、十字架に磔にされる前のキリストを群衆に紹介するシーンをモチーフにした アントネロ・ダ・メッシーナによる『この人を見よ』は、館内を代表する名画 。4階からエレベーターでテラスにも行け、小館ながら見どころが詰まった必見の観光スポットです。

【基本情報】

  • 営業時間(火曜):13:30〜19:00(最終入場18:30)
  • 営業時間(水曜〜土曜):9:00〜19:00(最終入場18:30)
  • シングルチケット:10ユーロ
  • 定休日:月曜・日曜・祝日
  • 毎月第1日曜は13:30〜19:00に無料開放

https://4travel.jp/os_shisetsu/10335878

歴史的建造物に囲まれ青銅の噴水が美しい「フェッラーリ広場」

フェッラーリ広場(Piazza De Ferrari)は、 中心に大きな噴水があるジェノヴァの中心部にある広場 。現地の人々から待ち合わせ場所としてよく使われ、街のイベント会場として利用されることもしばしばです。

広場を囲うように歴史的建造物があり、中でも注目は西側にあるジェノヴァ共和国の総督公邸として使われていたドゥカーレ宮(Palazzo Ducale)。18世紀に起きた火災により一部が消失したために新古典主義の様式に改築されましたが、現在でも議会や美術館、レストランなどが入った複合施設として利用されています。 噴水が入った構図で写真を撮ると、宮殿らしさが際立つ1枚ができあがる ので、ぜひ旅の思い出を残してみてください。

https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/western_europe/republic_of_italy/GOA/101468/index.html

白黒の縞模様の外観が目を引く「サン・ロレンツォ大聖堂」

サン・ロレンツォ大聖堂(Cattedrale di San Lorenzo)は、 白と黒の大理石による縞模様のファサードが目を引くジェノヴァのシンボル的な大聖堂 。873年には教会として存在したという記録があり、1118年に教皇ゲラシウス1世によって大聖堂としてロマネスク様式で再建設されました。その後も増改築が繰り返され、現在の外観へと至ったのは16世紀半ばのことでした。

サン・ロレンツォ大聖堂は 宝物館も必見 で、キリストで有名なエピソードである 『最後の晩餐』で使われたとされる聖杯 や、海の守護神とされる 聖ヨハネの遺灰 といった品が展示されています。ここでしか見学できない貴重な品なので、ぜひ目に焼き付けていきましょう。

【基本情報】

  • 営業時間(月曜〜金曜):8:00〜12:00、15:00〜19:00
  • 定休日:土曜・日曜
  • 入場料:無料

https://4travel.jp/os_shisetsu/10418876

観光マップ

https://www.google.com/maps/d/embed?mid=1pqVvm_Q91l329EW6AJuxmnOlmo2rZC4&hl=ja&ehbc=2E312F

海洋貿易で栄えたジェノヴァに足を伸ばしてみよう

日本での認知度が高いとは言えないジェノヴァですが、ミラノから日帰りで街歩きをするのにうってつけの街です。ポルト・アンティコで港街らしい空気が味わえ、世界遺産に登録されたストラーデ・ヌオーヴェを中心にコンパクトに美術館巡りができます。

ぜひこの記事を参考に、ジェノヴァへの旅行計画を立ててみてください。

出典・参考


C.Wakisaka

余暇プランナー

1987年生まれの和歌山県在住のフリーライター、C.Wakisakaと申します。季節の風景・歴史・スイーツが好きで、カメラを持ってよくおでかけしています。関西を中心に一人旅や家族で日帰り旅行をするのが大抵ですが、時には夜行バスを使っての東京への弾丸日帰り旅行も。海外旅行はマカオ・パリ・南ドイツ周遊の経験があり、特にドラクエの雰囲気やメルヘンらしさを感じられるドイツを愛しています。「行ってみたい!」と思える情報を発信できればと思っています。

【イタリア】北西部の港街「ジェノヴァ」の観光スポット5選!~ミラノから日帰りも可能♪

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