「りんごのまち」として有名な青森県は、桜の絶景スポットとしても人気があります!
毎年春に弘前公園で開催されている「弘前さくらまつり」には、全国からたくさんの方が弘前の桜を求めて訪れます。
その美しさは息を呑むほどの絶景!短期間で散ってしまう桜は日毎に違う幻想的な姿を見せてくれます。
一度は見るべき絶景の弘前さくらまつりの見どころと撮影スポットをご紹介!ぜひ、お花見旅行の計画にお役立てください。
弘前さくらまつりとは?
弘前の桜には長い歴史があり、1715年(正徳5年)からその歴史は始まりました。
その年に、弘前城に最初の桜が植えられたとされています。長い歴史のなか、明治時代にソメイヨシノ1000本が植えられましたが、お城を行楽地にすることに反対が起き苗木が引き抜かれてしまったそうです。その後、明治時代に大正天皇の結婚記念として1000本のソメイヨシノが植えられました。
弘前公園で最初の「観桜会」が行われたのは1918年(大正7年) で、1961年(昭和36年)に「弘前さくらまつり」と改称され現在も続く歴史あるイベント。
2020年(令和2年)には、最初の観桜会から弘前さくらまつり100回目を迎えました!
長い歴史を持つ弘前さくらまつりは、毎年全国各地からたくさんの観光客の方が訪れ、桜の名所として青森を代表するイベントです。
https://www.hirosakipark.jp/sakura/
弘前さくらまつり基本情報
2023年の開催時期
2023年の開催時期は 2023年4月21日(金)〜5月5日(金) です。
※開催時期は変更となる可能性があるためご注意ください(2022年の開催時期は4月23日〜5月5日まででした)
また、 昨年は桜が早咲きであったため、4月19日〜4月22日までを準まつり体制期間 とし、夜間のライトアップなどが前倒ししてスタートされていました!
弘前公園へのアクセス
住所:青森県弘前市下白銀町1
弘前公園への最寄り駅はJR「弘前駅」 です。弘南鉄道大鰐線の「中央弘前駅」という駅も最寄りにありますが、飛行機や新幹線を利用される方はJR弘前駅の方がアクセスしやすいのでおすすめですよ!
青森まで飛行機で行かれる方
青森へ飛行機で行く際は、青森空港からJR弘前駅近くの弘前バスターミナルまで運行している 青森空港線バスが便利 です。
青森まで新幹線で行かれる方
「青森駅」「新青森駅」からJR弘前駅までは約40分〜50分 で行くことができます。
【JR弘前駅から弘前公園までのアクセス】
JR弘前駅から弘前公園までは徒歩だと約30分かかりますので、 バスかタクシーの利用をおすすめ します!
弘前駅からは路線バス、100円バスが出ており、駅を降りてすぐ前にバスのロータリーがあるため分かりやすいかと思います。
弘前公園の周辺にはいくつかバス停がありますが、 「市役所前公園入口」または「文化センター前」が公園の入口から近いバス停です。
【車でのアクセス】
車では、東北自動車道の 「大鰐・弘前インターチェンジ」または「黒石インターチェンジ」 を経由し、弘前公園までアクセスできます。
- 大鰐・弘前インターチェンジより車で約25分
- 黒石インターチェンジより車で約30分
駐車場は、弘前城・JR弘前駅周辺に有料駐車場が複数あります。
さくらまつり期間中は、臨時の駐車場が開設される場合もあります。
入園方法(2022年開催時情報)
昨年(2022年)のさくらまつり開催時は、コロナウイルスの感染防止対策のため、 弘前公園へ入園するために受付が必要 でした!
受付方法は下記の4つの方法のうちいずれかにて受付し、 リストバンドを受け取って入場 となります。
- オンラインでの事前申し込み
- 受付用紙を事前にダウンロード・記入し当日持参
- 当日、公園の外にある受付にて受付用紙を記入
- 当日、公園入口受付にて受付用紙を記入
同じ日であれば一度外へ出てしまっても、リストバンドの提示で再入場が可能です。
※さくらまつり期間中、複数日の入園をされる際はその日毎の受付が必要になります。
オンラインでの事前申し込みをしておけば、当日は受付完了メールを提示するだけでスムーズに入園できますよ!
おそらく2023年も同様の対策がとられると予想されますが、2023年の詳細については決まり次第お知らせされるようなのでチェックしてみてください。
入園料
弘前公園内には有料区域があり、そちらへ入る際は入園料が必要となります。
有料区域は、 「弘前城本丸・西の郭」「弘前城植物園」「藤田記念庭園」 の3つがあり、それぞれ単独の1日入園券は大人(高校生以上)320円、子供(小・中学生)100円で入ることができます。
上記3つの施設の共通の1日入園券は、大人(高校生以上)520円、子供(小・中学生)160円となります。
チケットは園内の券売所にて購入でき、さくらまつりの期間には臨時券売所も開設されます。
夜間ライトアップ・出店情報
【夜間ライトアップ】
さくらまつり期間中、 夜は桜のライトアップ が行われます!
日没〜20:30(2022年開催時)まで行われ、お昼とは違った風景が楽しめます。
【出店・屋台の営業時間】
9:00~20:00(2022年開催時)
出店ごとに営業期間や営業時間が異なる場合もあります。
さくらまつりの見どころ&おすすめ写真スポットをご紹介!
弘前公園の桜のハート
2本の桜の枝が重なり合い、その空いた隙間から見える空の形がハートに見えるというスポット! 写真スポットとしても人気で、たくさんの方が空に向けてカメラを構えています。
その場所はなんと非公開! ですが、分かりやすいように目印が設置されていますので園内を探してみては?
日中の明るい時間帯は、ピンク色の桜と水色の空のコントラスト、夜はライトアップされた桜が見られ、どちらも綺麗ですよ。
見つけられたらラッキー!どこにあるのか探す時間も楽しんでみてくださいね♪
桜のトンネル
弘前公園の西側、西濠にある 「桜のトンネル」 は、長く続く道の両側に桜の木が並んでおり、桜の下を歩きながら楽しむことができます!
満開時はまさにピンク色のトンネルをくぐっているような世界。
散り始めには桜が舞う幻想的な風景が味わえますし、桜が散った後はピンク色の絨毯が地面を埋め尽くし、それもまた美しさがあります。
桜のトンネルは春陽橋という橋を起点に行き道がメイン通りではありますが、帰り道にも桜があり対岸に広がる桜の全体が見えるため、どちらにも魅力があります!
西濠ボート乗り場
桜のトンネルを抜け、折り返し地点にある 「西濠ボート乗り場」は絶好の写真スポット!
両側に桜の木が遠くまで続いている景色が見られ、 特に夜はライトアップされた桜が水面に反射しとても美しいです。 日中よりも夜のほうが水面に桜がくっきりと反射されるので、ぜひ夜に一度見ていただきたい景色です。
あまりの綺麗さに時間を忘れるほど。シャッターを押す手が止まらなくなってしまいます!
春陽橋からの景色
西濠ボート乗り場から折り返し、桜のトンネル入口の 「春陽橋」 という橋まで戻ります。
西濠ボート乗り場から見た景色を反対側から見られ、こちらも両側に桜の木がずらっと並んでいる景色が目の前に広がります。
水面との距離が近く、 橋の上からの眺めはまさに圧巻の景色。 景色が目に飛び込んできた瞬間、あまりの美しさに思わず声を上げてしまうほど。
こちらもおすすめの写真スポットです!
『桜の絨毯』と呼ばれる花筏(外濠)
弘前さくらまつりでは ぜひ「花筏(はないかだ)」を見ていただきたい!
写真スポットとしても有名で、大変人気があるスポットです。
散った桜がお濠の水面を埋め尽くし、ピンク色の絨毯を敷いているように見えることから『桜の絨毯』と呼ばれています。
まるでそこは水面ではなく道であるかのように見えるほど、お濠一面に広がる桜は大変美しく、死ぬまでに行きたい世界の絶景だと紹介されている場所でもあります。
桜が散り始めてから楽しめる景色であり、咲いているときだけなく最後まで美しい桜の姿がここにはあります。桜の絨毯はどの時間帯でも美しいですが、日中の明るい時間はよりピンク色の絨毯が綺麗に見られます!
外濠のいろいろな箇所で見られるため、絶好の場所を探してみてください♪
お花見と合わせてさらに楽しめるポイント
出店・屋台がある
さくらまつり期間中、 園内には約200店の出店・屋台が出ています!
メジャーな食べ物はもちろん、青森名物の屋台や、お化け屋敷などの遊べる屋台もあり、多くの方で賑わっています。いくつになっても屋台の美味しい食べ物や楽しい雰囲気にワクワクは止まらないですよね♪
飲食は飲食エリアが決められていますのでご注意ください。
※アルコール類の販売は行われていません
中濠観光舟に乗ってお濠めぐり
さくらまつり期間中、 お濠から桜を楽しめる「中濠観光舟」 も一つの楽しみ方としておすすめです。
船頭の方が漕いでくれる舟に乗り、約25分程度(状況により変更あり)のお濠めぐりを堪能できます。
お濠からの桜の景色はこの時期にしか見られない貴重なもの。
【料金(2022年開催時情報)】
- 中学生以上 1,000円(税込)
- 小学生 500円(税込)
- 就学前は無料(大人1人につき1人まで)
両側に桜を堪能できる西濠ボート
自分で漕ぐタイプのボートもあり、さくらまつりの期間中ボートに乗ることができます!
写真スポットとしてご紹介した西濠の美しい景色をボートの上から楽しめ、親子・カップル・お友達・ご夫婦などたくさんの方が楽しまれています。
記念に乗ってみてはいかがでしょうか?
【西濠ボート(2022年開催時情報)】
- 営業時間:9:00~17:00
- 料金:60分 1,000円/1艘
- 定員:3名/1艘(小人も人数に含まれます)
※雨天時は営業を見合わせる場合があります
あなたオリジナルのコースで楽しんでみて
さまざまな楽しみ方がある弘前さくらまつり。
青森の桜は一度見れば忘れられないほど美しく、また行きたい!と思う絶景があなたを待っています。
今年の春は、ぜひ青森の桜を見に行ってみては?
出典・参考
神田くらげ
余暇プランナー
関西在住のフリーライター。旅行・美容・カメラを持ってお出かけすることが大好き。ライブに行くことが生きがいで、好きになったアーティストさんのライブには必ず行きます!くらげの美しさに魅せられ、全国の水族館を制覇することが目標!小さい頃から神社や和服、温泉などの“古き良き日本の文化”に触れることが好きで、自分を構成する大切な要素だと感じています。読者のみなさまに「行ってみたい!」「やってみたい!」をたくさんお届けできれば嬉しく思います。