アルミホイルを使う時、光沢のあるツルツルした面とつや消しのマットな面がありますよね。
使うときに「アルミホイルってどっちが表で裏なんだろう?」「アルミホイルに裏表ってあるのかな?」と疑問に感じたことはありませんか?
今回の記事では、主婦歴19年目の筆者がアルミホイルの裏表を徹底検証。
あなたの疑問にお答えします。
さらに、普段の生活のシーンで便利に使えるアルミホイルの活用法をご紹介します。
アルミホイルの特性を知ることで、より良い使い方が可能になりますよ。
アルミホイルに裏表はなかった!製造過程を知るとわかる事実
まず結論として、アルミホイルに裏表はありません。
アルミホイルの見た目は、光沢のあるツルツルした面とつや消しのマットな面がありますが、どちらが表でどちらが裏というわけではないのです。そのため、どちらを使っても大丈夫なんですよ。
では、なぜツルツルした面とマット面になっているのか疑問に思いますよね。
それは、製造の過程を知ると納得がいきます。
アルミホイルのツルツルした面とマット面ができる理由
アルミホイルの原料は、アルミの薄い板です。その板をひたすらに延ばして製造します。
途中でアルミを2枚重ね、さらに延ばしていきます。
最後に、2枚重ねたアルミをはがして完成になるのですが、その際に、アルミ同士がくっついていた面(内側)がマットな面で、くっついていなかった面(外側)がツルツルした光沢のある面になるのです。
なので、あえてツルツルの面とマットな面を作っているのではなく、製造の過程において自然とできてしまうものなので、アルミホイルに裏表はないのです。
アルミホイルの表裏は深く考えずに好みで使っていい
アルミホイルに裏表がないということは、使用時において性能に変わりはありません。
なので、ツルツルの面・マットな面のどちらでもお好みで使用していいのです。
しかし、マットな面は、制作過程で目に見えない凹凸ができることから、表面積がツルツルの面よりも広くなっています。
そのため、マットな面の方が、少しだけ食品などがくっつきやすいといわれています。
お料理に使う場合は、ツルツルの面に食品を置くとくっつきにくくていいかもしれませんね。
【アルミホイルの便利な活用法】裏表関係なく多くの場面で活躍
アルミホイルといえば、「調理や食品の保存などに使う」というイメージが強いのではないでしょうか?
筆者も以前はそうでした!しかし、アルミホイルには意外な活用方法があるのです。
お料理やお掃除、時短に使える場面などを以下に紹介しますので、ぜひ生活のシーンに取り入れて、アルミホイルを便利に使ってみて下さい。
お料理での場面
【オーブントースターでの活用】
オーブントースターでピザやお餅などを焼く場合、下にチーズが垂れたり、お餅が網に張り付いたりしないように、下にアルミホイルをひいてそれらを予防することができます。
他にも、グラタンなど長めに加熱をする場合、上部のチーズが焦げ付かないようにある程度の焦げ目がついた時点で、上にホイルをかけると焦げ防止になります。
【ホイル焼き】
アルミホイルを料理で活用というと、「ホイル焼き」がすぐに浮かんでくるのではないでしょうか?
「ホイル焼き」は食材をホイルで包んでフライパンで焼くだけという比較的簡単で、バリエーションに富んだメニューです。
季節の食材やお好みの食材をホイルに包んで焼いてみませんか。
下では筆者お好みの「きのこのホイル焼き」を紹介します。
きのこホイル焼きかんたんレシピ
【材料】
・お好きなきのこ(えのきやしめじなど):100~150g
・バター:5~10g
・塩:少々
・しょうゆ:適量
【調理方法】
・アルミホイルを広げて、お好みのきのこを置きます(きのこの石づきは取り除く)
・きのこに塩少々を振りかけて、バターをのせる
・ホイルで包む(ホイルは破かないように、きっちりと包む)
・プライパンの上に置き、ふたを閉めて蒸し焼きにする
・ホイルの上部を開けて、しょうゆを回しかける
・お好みでレモン(分量外)を添えて
お掃除での場面
【IHヒーターのガラス面を掃除するときの活用】
IHヒーターのガラスの天板は、使っていると焦げ付いてきますよね。
この焦げは、アルミホイルとクレンザーで簡単に落とすことができます。
IHヒーターの焦げ付いた場所に、クレンザーを落とし、丸めたアルミホイルでこすります。
状況によっては、水を数滴加えて下さい。焦げがキレイに落ちます。
クレンザーとアルミホイルなら、家庭に常備されている場合がおおいので、改めて購入する必要がなく、サッとお掃除ができますね。
※IHヒーターによっては傷がついてしまうこともあるので、必ず取り扱い説明書を読み自己責任でお試しください。
【排水口のぬめり予防】
キッチンの排水口を掃除したあと、ピンポン玉サイズにふんわりと丸めたアルミホイルを2~3個、排水口のごみ受けにいれておくとぬめりにくくなります。
なぜかというと、アルミホイルは水に触れると金属イオンを発生させます。この性質を利用することで、排水口のぬめり防止ができるのです。
ちなみに、排水口のイヤなぬめりは、料理の際に出たくずや残りかすなどをエサに細菌やバクテリア、カビなどの微生物が繁殖してかたまったものです。
金属イオンはこれらの繁殖を防ぐ効果があるので有効なのですね!
時短活用の場面
【まな板の上にサッと敷いて洗い物を減らせ!】
揚げ物など油ものを切る際、まな板の上にそのまま置くと、油で洗う時が大変ですよね。
そんな時、まな板の上にサッとアルミホイルを敷くと便利です。
切り方にさえ気をつかえば、まな板は汚れないので洗い物をひとつ減らすことができます。
忙しいお弁当作りの時や、たくさんのものを切りたい時など時短になるのでおすすめです。
【刃物の切れ味が復活!】
アルミホイルを何枚か重ねて、包丁やハサミで切ると、切れ味が復活します。
理由としては、刃物で切ったアルミホイル(アルミニウム)が摩擦で溶けて、刃物の欠けた部分に付着し補修されるからです。
刃物を研ぐとなると、とても大変ですが、これなら手軽で簡単におこなうことができますね。
生活の場面で色々と活躍の場があるアルミホイル【裏表はない】
いかがでしたか?アルミホイルって、意外と減らないアイテムではありませんか?
筆者はラップに比べると減りが少なかったのですが、色々なシーンで使えると気が付いてからは、活躍の場が増えています。
上記で紹介した以外にも、落し蓋にしたり、お弁当の仕切りに使ったりしています。
最近は見かけなくなった、おにぎりを包むなども、実はお米の水分を逃がし、ふっくらとしたおにぎりになるそうです。
ぜひアルミホイルを生活に取り入れて、便利でかしこく暮らしましょう。