starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ファスティングダイエットとは?やり方やおすすめのメニューを管理栄養士が解説します


1a1b899bdb1a3ae3

様々なダイエット方法が話題に上がる昨今、「ファスティングダイエット」は注目されているダイエットの1つといえるでしょう。名前だけ聞いた事がある、そんな方も多いのではないでしょうか。

しかし、ファスティングダイエットに興味があるものの、具体的にどのような事をするのか分からない方も少なくないでしょう。また、ただの食事抜きダイエットとは何が違うのでしょうか。

今回の記事では、管理栄養士が、「ファスティングダイエットの種類や方法、期待できる効果とは」について詳しく解説します。また、ただの食事抜きダイエットとの違いもあわせてご説明します。

ファスティングダイエットとは?

ファスティングは、英語で言う「Fast=断食する」から名前がつけられたと言われています。
ヒンドゥー教には、「エカダシ」のような特定の日に断食を行うような習慣があり、そのような宗教上の修業の一環や行事として行われていたものをヒントに「ファスティンダイエット」が作られたと言われています。

ファスティングダイエットにはたしかに減量の効果がありますが、素人の判断の元で行うと健康へのリスクが生じる可能性があります。
必ず信用できる医療機関などに相談し、専門家の監修の元で実施するようにしましょう。

期待できる効果・効能は?

ファスティングをすることで、次の効果効能が期待できるといわれています。

・腸内環境の改善
・老廃物排出の促進
・味覚のリセット
・ダイエット効果

ファスティングによるこれら効果効能への期待から「ファスティングダイエット」に注目が集まっているのです。

ただの食事抜きダイエットとの違いは?

食事抜き(断食)とファスティングは、言い方の差だけで基本的には同じ意味合いとなります。

断食は水や食事を一切摂取しない長時間の絶食をするハードなもの、ファスティングは水分や一部の食事などの摂取が可能で比較的試しやすいもの、といったイメージの差ではないでしょうか。

また、ファスティングする際は準備期間や通常の食事への慣らし機関を設けるなど、より身体への負担を軽減する取り組みがされています。

リバウンドしやすい身体にならない?

気になるのは、ファスティングをすることでいわゆる「省エネ体質」になりリバウンドしやすくなるのでは?ということ。
食事抜きダイエットなど全く食事を取らないダイエットは、体が「省エネ体質」になり、通常の食事に戻すとリバウンドしやすい体質になる可能性があります。

一方で、ファスティングダイエットは、適切な水分などを摂取することで胃腸を休め、身体の中をリセットしたり免疫力向上などの効果に期待できたりするといわれています。
そのため、適切なやり方で進めれば、リバウンドしやすい身体になる可能性を抑えることができるといわれています。

ファスティングダイエット種類別「やり方と注意点」とは

ファスティングダイエットは様々なやり方がありますが、比較的メジャーなものには次の4つのがあげられます。

  1. 水断食
  2. ジュースや酵素断食
  3. 16時間ダイエット
  4. 5:2ダイエット

これらを順番に解説していきます。

ファスティングダイエット①水断食

1日中、水以外は飲まないといった方法です。
つまり、24時間何も食事をしないだけですので、手っ取り早く簡単な方法とも言えます。

しかし、水で水分補給するものの、私達に必要な栄養素である炭水化物、たんぱく質、ビタミンやミネラルなどの必要な栄養素が不足します。
そのため、この水断食を繰り返して行うと、体重が減量する一方で筋肉なども減少してしまう可能性があります。
筋肉量が減ると、基礎代謝が減り、結果、痩せにくい身体へと変わる可能性があります。
さらに、飢餓状態を長時間継続すると、低血糖となり意識が遠のくなどの危険な症状も起きる可能性があります。

ファスティングダイエット②ジュースや酵素断食

一般的なファスティングダイエットと言えば、こちらを想像する方も多いのではないでしょうか。
数多くのハリウッドなど著名人が実際に行っている声を聞いて、興味をもたれている方もいるでしょう。

食事をしない代わりに、果物、根菜や野菜のジュースあるいは酵素だけを飲む方法です。
消化器官のダメージを回復し、体内の毒素を洗い流すデトックス効果があるとも考えられています。

ファスティング用のジュースや酵素の中には、飲みやすいように糖分が多く含まれている場合があります。そのため、血糖値を急上昇させることもあります。

また、たんぱく質が不足しやすいため、筋肉の合成を上手く促すことができない可能性もあります。

ファスティングダイエット③16時間ダイエット

24時間の中での断食する時間帯は16時間で、食べてもよい時間帯を8時間の比率とした方法です。
睡眠時間とその前後の時間で、合計16時間を何も食べずに過ごすことをいいます。断続的断食、インターミッテント・ファスティングにあたります。
この方法は、仕事など忙しい方などのライフスタイルに合いやすいため、場合によっては手軽に行いやすいかもしれません。

特徴としては、時間制限によって摂取カロリーが必然と制限され、食べ過ぎてしまうことを減らせます。
その結果、栄養バランスを整えた食事を意識している場合は効果が出ることもあります。
一方で、スナック菓子やファーストフードなどのジャンクフードを食べると、ダイエット効果はなくなってしまいます。

ファスティングダイエット④5:2ダイエット

先ほどの「16時間ダイエット」は1日周期で行うのに対し、この「5:2ダイエット」は1週間周期で行うダイエット法です。
つまり、5日間は普通に食事をし、2日間は1日約500〜600キロカロリーの過酷な食事制限を行うというもの。こちらもインターミッテント・ファスティングにあたります。
食事制限が1週間のうちに2日間だけなので、比較的、手軽に取り入れやすいといわれています。

【注意点】ファスティングダイエットをする際に気を付けたいこととは

大前提として、ファスティングは信頼できる専門家の監修の元で進めることが大切です。素人が個人判断でやらないようにしましょう。

正しいやり方をしないと身体への負担がかかるほか、精神的にストレスを感じることもあります。また、栄養不足からくるめまいや貧血など、健康上のリスクも起こる可能性があります。

日々の食生活を改善しない限り、一時的な減量はあまり意味がありません。短期間で無理をして減量しても、元の食生活に戻ればリバウンドしたり、以前の体重よりも太ってしまったりする場合もあります。

ファスティングダイエットは専門の医療機関の元で実施しよう。

今回の記事では、管理栄養士が、「ファスティングダイエットの種類や方法、期待できる効果とは」について詳しく解説しました。

どのファスティングダイエット法も、ある程度の減量への効果があります。
しかし、一時的に減量に成功しても、必要な栄養素が不足したり、痩せにくい体質になってしまったりしては意味がありません。
ファスティングダイエットを試すことも重要ですが、普段の食生活を見直して栄養バランスを考えるといいでしょう。毎日の食事を見直すことが、ダイエットには効果的です。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.