ねぎを使うたびに刻むのは面倒。でもまとめて刻んだねぎを保存容器に入れておくと、気付いたときにはべちゃっとしていて、何だか臭う……なんてことも。そんなときはある裏技を使うと、刻んだねぎを長持ちさせることができるんです。今回はその裏技の紹介と、裏技のあり・なしでどのような違いが出るのか比較検証してみました!
刻んだねぎを長持ちさせる裏技とは?
刻んだねぎを長持ちさせる方法は、ズバリ保存容器の底にキッチンペーパーを敷いておくだけ。何もせずに保存した場合は数日で傷んでしまいますが、この裏技を使うと1週間以上、長持ちするんです。
刻んだねぎが傷んでしまう原因は「水分」。ねぎ自体から出てくる水分や、冷蔵庫から取り出した際にできる結露の水分が、ねぎをダメにしてしまうのです。
裏技では、底に敷いたキッチンペーパーに水分を吸わせることで、傷む原因となる水分を取り除くことができ長持ちが可能になるというわけです。
刻んだねぎが長持ちする裏技を、写真つきで解説!
では早速、具体的な手順を解説します。
1. ねぎは洗った後にキッチンペーパーなどで水けをとる。包丁、まな板も水けをふき取っておく。
2. 保存容器の底に折りたたんだキッチンペーパーを敷き、刻んだねぎを入れる。
この後はフタをして冷蔵庫で保存します。キッチンペーパーは湿りすぎないよう、2~3日を目安に交換してください。
ちなみこの方法は、パックで売られている刻みねぎにも使えます。買ってきた刻みねぎを、同じようにキッチンペーパーを敷いた保存容器に移し替えるだけでOKです。
徹底比較!裏技あり・なしで、どのくらい差が出る!?
では裏技を使った場合と、何もしない場合はどのくらい差が出るのでしょうか。
キッチンペーパーを敷いて保存容器に入れたものと、何もせずにそのまま保存容器に入れたものを、冷蔵庫で10日間保存して状態を比較してみました。
5日目はまだ両方使えそう
5日目で一度観察してみました。見た目に大きな差はないように見えますが、よく観察すると以下の違いに気づきました。
・裏技なし→水分が出て少し元気がなくなっている。フタを開けたときにねぎの臭いがやや鼻につく
・裏技あり→見た目は切ったときとほとんど変わらない。臭いもなし
5日目の段階では少し違いはあるものの、「裏技なし」のねぎも十分使えそうな様子でした。
10日目は明らかに差が!
6~7日目からは「裏技なし」のねぎは目に見えてどんどん傷んできました。10日目まで待ってみると、明らかな差が出ました。
・裏技なし→ねぎから水分が出てべちゃっとしており、色もやや濃くなり、粘り気がある。腐った臭いがする
・裏技あり→やや乾燥しているが、見た目はきれいをキープ。臭いはなし
「裏技なし」の方はかなり臭いがきつくなっており、開けた瞬間に「食べてはだめだ」とわかりました。一方「裏技あり」は、においもなくまだまだ元気。問題なく使えそうです。
こちらはお皿に移したときの写真です。裏技なしの方はねぎが保存容器の底にべちゃっとくっついていますが、裏技ありの方はパラパラしているのがわかります。
キッチンペーパーを敷いて水分をとるだけで、10日後の状態にここまで差が出ることがわかりました。とはいえ、この裏技を使った場合でも、切ってから10日も経っているので使うときは火を通す方が安心です。なるべく早めに食べきるように心がけましょう。
便利な裏技、ぜひ試してみてくださいね!