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すぐに使い切れないにんにく、どうやって保存していますか?「何となく冷蔵庫の野菜室に入れている」「常温でおいている」など、各家庭ごとに保存方法はさまざまかもしれません。でも、正しく保存しないと芽が出たりカビが生えたりして、おいしさや栄養を失うばかりか、食品ロスになりかねません。この記事では、にんにくのおいしさをキープできる保存方法を紹介します!
にんにくを買ってそのまま放置……では、芽が出たりカビが生えたりする!
スタミナがつく食材の代名詞「にんにく」。少量入れるだけで独特の香りが料理を引き立ててくれるので、常備しているご家庭も多いですよね。
でも、まるごと買ってきても一度に使うのは1〜2片。使いきれずに残ったまま置いていたら芽が伸びてきてしまったり、カビてしまったり。そんな経験がある人もいるのではないでしょうか?
芽が出たにんにくは使ってOK?
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にんにくは芽が出てきたものでも食べることができるので、使って問題ありません。芽は香りも少なくやわらかいため、実は食べても口臭が気になりにくい箇所なのです。
カビたにんにくは使ってOK?
カビが生えてしまったにんにくは、もったいないですが食べないで捨てましょう。カビの部分を取り除けば問題ないと思われがちですが、目には見えなくても、カビの細胞がカビの生えてない部分に入り込んでいる場合があります。
にんにくを長持ちさせる保存方法
できるだけカビずに長持ちさせるためには、保存方法をひと工夫することが大切。せっかく買ったにんにくを捨てずに全部食べきれるよう、おすすめの保存方法を3つ紹介します。
保存方法①丸ごとネットに入れ、風通しの良いところで保存
・保存可能期間:3週間程度
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丸ごと買ったはいいけど、今すぐ使いみちがない。そんな時には皮をむかずにそのまま根菜用のネットやザルに入れて、風通しの良いところで保存しましょう。
用意するもの
根菜用ネットもしくはザル
工程
1. にんにくをネットやザルに入れる。
2. 涼しく風通しの良い場所に置く(吊るしてもOK)。
こうすればカビが生えにくく、長持ちします。
ただし湿気の多い梅雨や温度の高い夏の時期は、常温保存だとカビが生えやすくなります。この時期はペーパータオルに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するようにしましょう。
保存方法②長期保存なら、薄皮をむいて冷凍保存
・保存可能期間:1カ月程度
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にんにくは冷凍保存も可能です。薄皮をむいて切らずに、もしくは用途に合わせてみじん切りや薄切りなどの下処理をしてから冷凍保存しておきましょう。
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用意するもの
包丁、まな板、ラップ、冷凍用保存袋
工程
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1. にんにくの薄皮をむき、みじん切りや薄切りなど使いやすい状態に下処理をする。
2. 調理の際に使いやすいよう、1回分ずつ小分けにしてラップに包む。
3. 冷凍庫の中で探しやすくするために、冷凍用保存袋に入れる(丸ごと冷凍の場合は薄皮をむき、そのまま直に冷凍用保存袋に入れてOK)。その際、冷凍した日にちを記載しておくと使いそこねを防ぐことができるのでおすすめ。
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ごろっと丸ごと冷凍しておけば、アヒージョに使ったりすりおろしたりできますよ。またみじん切りやスライスにしておけば、パスタや中華料理の際にそのまま使えて便利です。凍ったままフライパンに入れてOKなので、料理の時短にもつながります。
まるまる1個分をまとめて下処理しておくと、使うたびに手にニオイがつくこともありません。
保存方法③「にんにくしょうゆ」や「にんにくオイル」にする手も!
・保存期間(賞味期限):1カ月程度
にんにくは、煮沸消毒した蓋つきの保存瓶を用いてしょうゆやオイルに漬けておけば長持ちします。長期保存ができ、料理をワンランク格上げしてくれる「にんにくしょうゆ」や「にんにくオイル」を作るのもおすすめです。
●にんにくしょうゆ
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材料
・にんにく…4片
・しょうゆ(濃口)…100ml
※分量は厳密に計量しなくても大丈夫です
作り方
1. にんにくの薄皮をむき、大きいようなら半分に切る。保存瓶に入れてしょうゆを注ぐ。
2. 冷蔵庫に入れて3日ほどおく。
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冷蔵庫で3日ほどおくことで、しっかりしょうゆが染み込みます。
にんにくはおつまみなどとして、このまま食べられます。保存瓶に残ったしょうゆは、にんにくの香りがうつっているのでいつもの料理に使えばコクと風味がアップ!中華料理の味付けに使ったり、冷奴にかけたりと普通のしょうゆ同様に使えます。
●にんにくオイル
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材料
・にんにく…2片
・オリーブオイル…100ml
・赤唐辛子(好みで)…適宜
作り方
1. にんにくをみじん切りにする。保存瓶ににんにくとオリーブオイルを入れる。
2. 冷蔵庫に入れて3日おく。
冷蔵庫で3日ほどおくとオイルににんにくの香りが移るので、オイルごとガーリック炒めやパスタなどに使えます。
にんにくのおいしさを損なわず、また捨ててしまうことにならないよう、無駄なく上手に保存し、活用してくださいね。