夏といえばレモン!レモンといえば夏!というようなイメージですが、本格的な夏の時期にはスーパーの店頭から国産レモンがなくなるのは知っていますか?そこで梅仕事ならぬ「レモン仕事」を今から始めてみませんか。
国産レモンの旬は「冬」。夏にはスーパーの店頭から消えるんです
みなさん、レモンの旬っていつか知っていますか?夏のイメージが強いレモン、実は国産のものは、みかんなどの柑橘類と同じく「冬」。収穫時期は10月から3月頃なんです。
貯蔵されているものが6月頃まで出回りますが、暑さがピークを迎える夏本番の7月後半から8月には、国産レモンはスーパーなどの一般的な店頭から姿を消してしまい、外国産のレモンのみの販売となっていくのです。
皮ごと使うなら、やっぱり国産レモンをセレクトしたい
通常店頭では、国産レモンと外国産レモンが売られていますよね。ものにもよりますが、外国産レモンのほうが価格が安め。どう選んだらいいの?と迷う人も多いのではないでしょうか。
外国産のレモンは、当然ですが海を渡って日本に運ばれてきます。日本国内で作られるものよりも運搬時間が長いため、その間にカビが生えたり、傷んだりしないよう、多くは収穫後に防ばい剤(防かび剤)や農薬(ポストハーベスト)がかけられています。※一部使用していないものもあります。
日本の定めた基準で使用できる薬の種類や残留農薬の基準値などは設けられているため、果汁や果肉を使う分には心配はありません。ですが、皮ごと使う場合には、国産のレモンを使う方がよいというわけです。
まとめ買いした国産レモンは、「3種切り分け→冷凍保存」が正解
夏にレモンを使う料理といえば、レモンのはちみつ漬けやレモンサワーなど、皮ごと味わいたいものが多いですよね。また、レモン特有の爽やかな香り成分「リモネン」は、特に皮の部分に多く含まれます。
というわけで、手に入るいまのうちに国産レモンをまとめ買いしておきたいもの。夏中使えるように、「切り分けて冷凍」をするレモン仕事を6月に仕込むのがおススメなんです!
3種の冷凍レモンの作り方
使いやすいよう切ってから冷凍するのが、冷凍レモンを作るときのポイント。以下の3種を作るとあらゆるシーンで活躍してくれます。
「1/4くし形切り」バージョン」:ドレッシングなどレモン汁をたっぷり絞ったり、焼き菓子の香り付けなどで皮をすりおろしたりして使うときに便利
「1/8くし形切りバージョン」:唐揚げなどレモン汁を絞るときや料理に添えるときに便利
「輪切りバージョン」:飲み物に入れたり、はちみつ漬けや塩レモンにしたりするときに便利
切ったレモンはそれぞれ冷凍対応のジッパー付き保存袋に入れましょう。なるべくレモン同士が重ならないように冷凍すると、使いたい分だけ取り出せて便利です。
1日経過し、完全にカチカチに凍りました。
取り出してみるとこんな感じです。くっつかずに凍っているので、必要な分だけ取り出せます。
レモンウォーター、レモンサワー、ドレッシングやパスタにも。冷凍レモンは大活躍!
ドリンクの場合は凍ったまま入れれば、氷を入れなくてもドリンクが冷たくなっちゃうスグレモノ!水に入れれば、雰囲気がぐっとあがっておもてなし対応にもなりますね。
なかなか外に飲みにいけない昨今、この冷凍レモンで自家製レモンサワーを作るのもおすすめですよ!
またはちみつ漬けや塩漬けにする場合は、レモンは凍ったまま漬けてOK(自然に解凍されます)。
皮をすりおろしたり、果汁を絞るときに使う場合は、電子レンジの解凍機能を使って軽く解凍してから使いましょう。ドレッシングやパスタなどに使えば食欲UPにも役立ちますよ。
猛暑が予測される2020夏。さわやかレモンでなんとか元気に乗り切っていきましょう!