節約上手さんに、過去に失敗した節約への取り組みと、そこから編み出した成功テクニックについて教えてもらう本連載。今回は人気ブロガーのkiwigoldさん編です。
自己紹介
小さな賃貸ハイツで、夫と5歳になる息子と3人暮らしをしているkiwigoldです。いつかは、と夢見るマイホームのために、無理のない範囲で日々節約を続けています。
わが家では夫の収入から子どものための貯金を、私の収入から一定額の定期積立と不定期に行く旅行用の積立をしています。つまり必要な貯金は全て収入から定期預金の積立口座に移動する仕組みを作り、毎月あまり何も考えなくても貯金できるようにしているのです。毎月のやりくりは残ったお金でまわせたらOK。その中でより節約できる工夫を考えられるように試行錯誤中です。
私が節約を始めた理由
夫と結婚した当時は独身時代に比べて2人分の収入になったことで、なんだか家計に余裕ができた気分になっていました。憧れのものを買ってみたり、おしゃれなお店に食事に行ったりと、今思えば贅沢な生活をしていました。けれど、子どもがほしいと思うようになった頃から、「将来の自分たちの生活のために、しっかり貯金をしていかないといけない」と思うようになり、節約を意識し始めました。
失敗した節約「家計簿をつけて節約している気分に」
過去に家計簿を1年間だけつけていたことがあります。ですが、今思えばただ闇雲に続けており、当時の私は「家計簿をつける」という行為だけで安心し、家計を管理できている気分になっていました。実際は自分の書いた家計簿を見返したこともなく、結局それまでと変わらない額のお金を使っていたので、全く節約にはつながりませんでした。ただ家計簿をつけていた時間と労力が無駄だったなと思います。
失敗から編み出した成功術「予算をしっかり立て、袋分けにして管理」
家計簿の失敗からしばらくは家計簿をつけることもやめていましたが、子どもが生まれたことを機に、再度家計管理にチャレンジすることにしました。産休で収入が減ったり、夫婦2人だけの生活よりも支出が増えるようになったりしたことから、もう1度家計管理をしようと思いたったのです。そこで取り入れたのが袋分け家計簿でした。
当初は無印良品のパスポートケースを使って、「週予算」と「予備費」というざっくりとした予算で管理。これも以前よりはずいぶんと家計管理に役立ちました。
けれど、ついつい予備費に手を出してしまい、月末には予算が足りなくなることも……。そこで昨年からは週別や費目別などさらに予算を細かく立て、袋分けの種類を増やすことにしました。袋に入れた予算の中で厳密にやりくりすることで、本当の家計管理につなげることに成功。漠然と節約しようともがいていた時期に比べると、無駄な支出はほとんどなくなりました。
もう一つ続けている、節約に効果的な習慣があります。それは1日全くお金を使わない日をつくること。自分で「0円デー」と名付けて、ゲーム感覚で週何日達成ができたかを楽しんでいます。無駄なお金を持ち歩かないように、お財布もついでにサイズダウンしました。
節約の格言、モットー
節約は一日にしてならず。続けられる仕組みを作ることが大切です。我慢したり、頑張りすぎたりすると気分も窮屈になってしまいますよね。自分にあった家計管理術を見つけることができれば、自然と家計の無駄がなくなり節約につながります。この記事が無理なく節約できる工夫の参考になればうれしいです。