人間が話しかけた言葉を理解し、それに対して様々な反応を返したり、アクションを起こしたりするができる「スマートスピーカー」。中でも便利なのが、音声で機器を操作できる機能です。「Google Home」の「Google アシスタント」と、「Amazon Echo」の「Alexa」に対応する家電製品が次々に発売されています。
スマートスピーカーって?
対応家電の紹介に入る前に、スマートスピーカーの解説を少し。前述の通り、Google HomeやAmazon Echoというスマートスピーカーが人気を集めていますが、いわばそのブレーンとなるのがGoogle アシスタントやAlexaとなるわけです。
スマートスピーカー対応照明はまだ少ない
筆者も自宅でスマートスピーカーを設置して、対応機器をつなげて様々な音声操作を試していますが、音声操作と相性がよいと感じるのが照明器具です。その場を動くことなく、照明のスイッチのオン・オフができるというのは非常に実用的。加えて、自宅外からも遠隔操作が可能なので、電気の消し忘れの心配も不要です。
そんなスマートスピーカーに対応した製品は、実はまだそれほど多くありません。照明器具で代表的なところでは、オランダの家電メーカー・フィリップス社が2014年から展開するスマート照明「Hue」シリーズ。さらに、コイズミ照明が昨年10月に発売したLEDシーリング照明「TALK-AI LIGHT トークアイライト」が挙げられます。
アイリスオーヤマから注目のシリーズが!
そんな中、アイリスオーヤマから2018年12月に「スマートスピーカー対応 LED照明」が発売されました。しかも、ラインナップは全部で11製品。シーリングライトは、大きく分けてデザインフレームタイプと薄型タイプを展開。それぞれ、明るさを調整できる「調光モデル」と、調光の他に寒色系から暖色系の色まで調整できる調色機能を搭載した「調光・調色モデル」があります。デザインフレームタイプは各8畳用と12畳用、薄型タイプは各6畳用・8畳用の8製品が用意されています。
これに加えて、E26サイズの「スマートスピーカー対応 LED電球」も用意。シーリングライト同様に「調光モデル」と「調光・調色モデル」がある他、カラー調色が可能な「調光・RGBW調色モデル」もラインナップしています。
まず、リーズナブル!
アイリスのスマート照明、既に発売されている他社の製品と比べて魅力的な点は、まずは価格。LED電球は3,980円(税抜)~、LEDシーリングライトは1万3,800円(同)~と、値ごろ感も標榜するアイリスオーヤマならではのリーズナブルな価格で提供されています。
照明から直接無線LAN接続できる!
そしてもう1つのポイントは、本体に無線LANモジュールを内蔵していること。実は、フィリップスの「Hue」をはじめ、他のスマート照明は、専用ハブユニットを介して無線LANに接続する仕組み。これに対して、アイリスオーヤマの製品は、本体そのものが単体で無線LANに直接接続できる仕様のため、セットアップなどの手間も設置スペース的にも、より"スマート"な製品に仕上がっています。
スマートスピーカーに関しては、Google アシスタントとAmazonのAlexaに対応。音声で照明を点灯・消灯できる他、明るさや色の調整も声で制御可能です。
もちろん、照明器具としての性能も優秀。金属製の基盤を採用した独自の技術「メタルサーキット」により、基板が樹脂製の一般的なLED照明に比べても放熱効率がよく、高い省エネ性を誇ります。基板の広範囲にLEDチップを配置できることから、光の拡散力に優れながらもまぶしさを抑えた優しい光も特長です。
意外と手放せない存在に
スマートスピーカーを介した音声による照明器具の操作は、例えば帰宅時に荷物で両手がふさがっている状態の時や、リモコンを探したりといった手間がなく、極めて快適。ちょっとしたことではあるものの、一度利用し始めるとないと不満に思うようになるほどの便利さです。一瞬の動作かもしれませんが、全体を通して考えると、時短でもあります。アイリスオーヤマのスマートスピーカー対応LED照明シリーズは、そんな体験をお手頃価格で提供してくれる、大注目の製品です。