料理家が愛用する「コストコ」食材を紹介する本連載、第2回はミツカンの「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」です。ドレッシングやタレとして使える1本ですが、それだけではない、驚きの活用術が! 毎日のごはん作りに役立つ5レシピを紹介します。
ミツカン「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」
たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」は、刻み玉ねぎが入ったりんご酢ベースの業務用合わせ酢です。1本に刻んだ玉ねぎが約2個分入っているそう。パッケージに"ザクザク刻みたまねぎがたっぷり"と表記されているように、本当に玉ねぎがたっぷり入っています。見つけた瞬間に、これは使えると確信しました。そのまま料理にかけるだけでなく、様々なアレンジが効きますよ。ノンオイルタイプなのがまた嬉しいところですね。レパートリーの幅が広がる万能調味料です。1,070g入りで価格は528円です。
基本の使い方と保存法
基本の使い方
サラダのドレッシングとしてかけるほか、肉料理や魚料理にかけるとさっぱりと食べられます。また、茹でたまごとマヨネーズ少量に加えると、マヨネーズが控えめなヘルシータルタルソースが完成します。
保存法
保存方法は、開封後は冷蔵庫へ。開封時は中身がったっぷり入っているため、具材が飛び出ることがあります。お気を付けください。
定番レシピ
「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」のオーソドックスな使い方は、ドレッシングにしたり、ソースとしてかける使い方です。レストランなどで使われる業務用なだけに、いつものメニューを簡単に本格的な味わいにしてくれます。
定番レシピ1「サラダのドレッシングに」
「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 を味付けしたものをドレッシングとしてかけるだけの簡単カラフルサラダです。そのままかけてもおいしいのですが、ここでは他の調味料を加えてレストラン風のドレッシングを作りました。赤・緑・黄色の三色カラーピーマンは見た目も美しく、食欲を刺激します。食材はさいの目に切ったり、ピーラーで剥いたりして形状に変化をつけ、おしゃれなサラダに。
材料(4人分)
カラーピーマン(赤・緑・黄色) 各1/2個 / 大根 長さ10cm分 / きゅうり 1本 / ミニトマト 4個
A(「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」大さじ4 / 醤油 小さじ1 / マスタード 小さじ1)
作り方
1. 野菜を洗う。カラーピーマンはさいの目切りに。大根は皮を剥いてからさいの目に切る。ミニトマトは4等分に切る。
2. きゅうりはピーラーで細長くスライスする。スライスできない残りの部分は1の野菜と同じ大きさに刻む。
3. 皿にピーラーで巻いたきゅうりを丸く盛り付け、中にさいの目に切った野菜を盛り付ける。混ぜ合わせておいたAをかけて完成。
定番レシピ2「塩から揚げのタレに」
唐揚げを格上げするおいしいタレとして、まさに「かけるだけ」です。時間がないときは市販の唐揚げを使ってももちろんOK。いつもの唐揚げがさっぱり風味に変身しますよ。バジルやローズマリーなどハーブを入れても風味が変わっておいしいので、お好みでアレンジしてください。
材料(2人分)
鶏もも肉 1枚 / 塩 小さじ1/2 / 片栗粉大さじ1 / 小麦粉大さじ1/2 / 「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 大さじ2 / 揚げ油 適量
作り方
1. 鶏もも肉は余分な脂身を取り、筋切りしてから一口大に切る。
2. 1をバットやビニール袋に入れて塩を揉みこむ。片栗粉と小麦粉を混ぜ合わせておき、鶏肉にまぶす。
3. 180度に温めた油で、こんがり揚げる。
4. 皿に盛り、食べる前に「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 をかける。
アレンジレシピ
続いてアレンジレシピ3品を紹介します。こちらは「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 をお助け調味料として使うレシピです。これ1本があるだけで、調理の手間が省けて時短にもつながります。もちろん味わいも格上げしてくれますよ。
アレンジレシピ1「かぼちゃグラタン」
鶏肉は下準備の段階で「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」を使ってマリネしておくと、酢の力でしっとり柔らかくなります。さらにコクも深くなって味わいアップ。隠し味としてたまねぎ酢が大活躍するレシピです。
材料(4個分)
坊ちゃんかぼちゃ 2個 / 鶏肉 1/2枚 /「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 大さじ1 / ホワイトソース 1/2缶 / とろけるチーズ 50g / 食パン 1/2枚 / サラダ油 大さじ1/2
作り方
1. 鶏肉は水分をふき取り、肉の厚い部分には切り込みを入れる。一口大に切って「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」を揉みこみ、10分ほど馴染ませておく。
2. 坊ちゃんかぼちゃを皮ごと洗い、濡らしたキッチンペーパーで包んでからラップでさらに包み、電子レンジ(600W)で5~6分加熱する。
3. 柔らかくなったかぼちゃの上の部分を横に切り、かぼちゃの器を作る。中の種をスプーンですくう。底が抜けないよう、中に食パンを敷いておく。
4. 鍋にサラダ油を入れて中火にかける。温まったら1の鶏肉を焼く。肉が焼けてきたら、ホワイトソースを入れて弱火にかける。ソースがふつふつとして温まったら、3のかぼちゃの器に入れる。
5. オーブンを180度に温める。天板にオーブンシートを敷き、4を並べてとろけるチーズをかけ、オーブンに入れて10分ほど焼く。焦げ目がついたらオーブンから取り出し、皿に盛り付ける。
アレンジレシピ2「秋のビーフシチュー」
さつまいもを使って、ちょっと甘めのビーフシチューを作りましょう。牛もも肉は大きめにカットすると、肉の味をしっかり感じることができておすすめです。その分煮込み時間がかかってしまうので、ここで「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」の出番。たまねぎ酢で牛肉に下味を付けると煮込み時間を短縮できます。
材料(4人分)
牛もも肉ブロック 300g / 「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 大さじ3 / さつまいも 中1本 / マッシュルーム 1パック / サラダ油 大さじ1 / ビーフシチューの素 1/2箱 / 水 600ml / ローリエ 1枚
付け合わせ用: さつまいも(スライスして電子レンジで加熱したもの) 3枚 / バゲット 3切れ
作り方
1. 牛もも肉ブロックを少し大きめの食べやすい大きさに切る。肉に「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」をかけ、揉んで馴染ませる。
2. さつまいもを洗って一口大に切り、水にさらしておく。マッシュルームはスライスする。
3. 鍋にサラダ油を入れて中火で温め、牛肉を焼く。水からあげたさつまいもとマッシュルームを入れる。
4. 3に火が通ってきたら、水をひたひたになるくらい入れ、ローリエを加えて蓋をする。20分ほど弱中火で煮込む。
5. さつまいもに菜箸がスッと入るくらいになったら、残りの水を足し、ビーフシチューの素を入れる。弱火で5分ほど煮込煮込んでビーフシチューの素が溶けたら完成。付け合わせのさつまいもとバゲットを飾る。
アレンジレシピ3「サバの南蛮漬け」
「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 を使って、しっかり味がついた南蛮漬けも簡単に作れます。たまねぎ酢に甘みがあるので、砂糖を加えなくても簡単に味が決まります。南蛮酢にカラーピーマンを混ぜておき、彩りをプラスしましょう。
材料(4人分)
サバ(3枚おろし) 1尾 / 塩 適量 / 片栗粉 大さじ2 / 揚げ油 適量 / ベビーリーフ 適量
A(カラーピーマン(赤・緑・黄色) 各1/2個 / 「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」150ml / 醤油 大さじ2 / 水 100ml)
作り方
1. サバに塩を振って10分ほど置き、血や水気をキッチンペーパーなどで拭く。3cm幅に切ってビニール袋に入れる。片栗粉も加えて袋の口を閉じたら袋ごと振って、片栗粉をまんべんなくまぶす。
2.Aで南蛮酢を作る。耐熱の容器に細切りにしたカラーピーマン、 「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 、醤油、水を入れて混ぜる。
3. 180度に熱した揚げ油で1のサバを揚げる(フライパンで揚げ焼きでもOK。その場合は、蓋をして、しっかり火を通す)。泡が小さくなって揚げ色がついたら2の南蛮酢に入れる。熱々のうちに入れると味がよく染みる。
4. 皿にベビーリーフと3を盛りつける。
玉ねぎはいつも常備している家庭がほとんどかと思いますが、うっかりストックが切れていたなんてこともありますよね。料理によっては玉ねぎなしだと旨味が足りず、おいしさも半減してしまいます。そういったこともこの 「たっぷりたまねぎ酢 ノンオイル」 があれば防げそう。そして、すでに刻んであるので玉ねぎの匂いが手につくこともありません。お助け調味料として常に冷蔵庫に入れておきたい1本です。