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様々な料理に使え、食材本来のおいしさを味わえる魅力から、無水鍋を持っている人も多いのではないでしょうか。そんな無水鍋を使ったパン作りがじわじわと人気を集めています。今回は、初めての方でも手軽に作れる、ふわふわちぎりパンのレシピを紹介します。
無水鍋でパンを作れる?
パンはオーブンで焼くものというイメージが強く、無水鍋でパンを作れるの? と思う人もいるかもしれません。でもご安心を。オーブンいらずで、簡単にふわふわパンが完成するレシピをご紹介します。こねてから焼き上げまで無水鍋ひとつででき、ボールや天板が不要なのも魅力ですよ!
無水鍋でふんわりちぎりパン
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材料
バター 10g / 牛乳または豆乳 110g / インスタントドライイースト 小さじ1/2 / 砂糖 15g / 塩 3g / 強力粉 150g
道具
無水鍋(20㎝サイズ) / 脚付き蒸し目皿 / スケール / クッキングシート / 木べらもしくは硬めのゴムベラ / 計量スプーン / 霧吹き / 布巾 / ミトンまたは軍手 / キッチンタイマー / 滑り止めシート
蒸し目皿や霧吹きは100円ショップでも購入可能。しっとりふんわりなちぎりパンを鍋で作る際の必須アイテムです。
準備
鍋底に敷くクッキングシートを準備しておく。シートを正方形にカットし四つ折りにする。丸印の部分を中心に更に半分に2回折り、開いたとき丸くなるよう余分な端をカットする。
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作り方
1. 無水鍋にバターを入れ中火にかける。溶け始めたら火を止めゴムベラで混ぜ余熱で溶かす。
2. 1に牛乳を注ぎ混ぜたらドライイースト、砂糖を加え良く混ぜ、ふやかして溶かす。
3. さらに塩を加えてよく混ぜたら強力粉を入れて混ぜ、ひとまとめにする。
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4. パン生地を鍋底に押し付け、グーの手で前後にこすりつけるようにこねる。面を変えながら3分ほどこね続ける。
【ポイント】
少ないこねでも生地がつながりやすいよう、水分が多めの生地になっている。こね始めは生地が手につきやすいので、グーの手で押し付けこねることで指へのくっつきを防止する。
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5. 生地に滑らかさが出てきたら持ち上げて、鍋底に叩きつける。くるりと手首を返すように面を変えながら20回ほど続ける。
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6. 表面がつるんとなめらかになるよう丸く成形し、とじ目を下にして鍋の中へ入れる。蓋をして20秒中火にかけたら火を止め、そのまま20分程度休ませる(気温が低い時期は長めに)。ふっくらと2倍ほどの大きさになるまで発酵させる。
【ポイント】
・生地の発酵具合の目安は、濡らした指を生地の中央にさし、そのまま穴の形をキープしていればOK。
・この時点では、写真のように生地のキメが粗くても大丈夫。発酵が進み成形するうちに生地も次第に滑らかになる。
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7. 発酵が済んだ生地をゴムベラで8等分にする。生地を1つずつ鍋から取り出す。
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8. 鍋の底に丸くカットしておいたクッキングシートを敷き、パン生地を表面を張らせるようにきれいに丸めて鍋に並べていく。並べたパン全体に軽く霧吹きをしたら鍋に蓋をして中火にかけ、20秒経ったら火を止める。そのあと、ふっくらとひとまわり大きくなるまで、20分程休ませる。
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【ポイント】
・対角に十字に並べてから残りの生地で隙間を埋めるように並べていくとバランスがとりやすい。
・パン生地は鍋のフチに当たると焼き色が付きやすいため、気持ち中央寄りに置く。クッキングシートはふちにキッチンバサミで切込みを入れ鍋にフィットさせると、仕上がりがきれい。
8. 生地の発酵が済んだらクッキングシートごと取り出し皿にのせ、乾燥しないよう塗れ布巾をかけておく。空の無水鍋に脚付き蒸し目皿のみを入れ、蓋をして中火で5分加熱する。
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【ポイント】
・使用する鍋の材質や厚みで加熱時間に多少差が出てくる。キッチンタイマーで時間を測りながら、まずは記載の時間で加熱し、様子をみて微調整する。微調整した場合には、次回に作成する際の目安となるよう、時間をメモしておくとよい。
9. いったん火を止め、軍手をして蓋を開ける。パン生地をクッキングシートごとやさしく持ち上げ、蒸し目皿の入った鍋の中へ入れる。蓋をしたら火をつけ、弱火で15分焼いたら完成。
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ちぎりパンの仕上がりは?
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無水鍋を熱してから生地を入れることで、生地をひっくり返さなくても中までしっかり火が通ります。 鍋肌についた側面や鍋底はこんがりとしつつ、しっとりふんわりと焼き上がりました。
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今回は、アルミダイキャスト製にフッ素コーティングされた軽めの無水鍋を使用しました。鍋の大きさや材質により焼き上がりに差が出る可能性もあります。様子を見ながら焼きましょう。無水鍋で焼くしっとりふんわりちぎりパン。ポコッとちぎってお楽しみください。