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お祝い事やホームパーティ用に、刺身の盛り合わせを買うことはありませんか。パックのまま食卓に出すのは味気がないし、とはいえ、店で出てくる盛り合わせのような華やかさを出すのは難しいものです。今回は鮮魚店を営む「魚屋三代目」が刺身の盛り付け方法を伝授します!
盛り付け方
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今回は、スーパーで販売されている6点盛りパックを使って盛り付け方を紹介します。刺身はマグロの中トロ、赤身、ハマチ(養殖ブリ)、サーモンと甘エビ、イカの6種類。また、今回パックに入っていたツマは大根とニンジンの千切り、パセリと大葉、プラスティックの菊でした。「ツマ」といえば、大根の千切りのことを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は刺身に添えられているパセリやにんじんなどもツマといいます。これらには抗菌作用や臭みを消す効果があるのです。今回は、これらパックに入っているツマも有効活用し、盛り付けていきます。
盛り付けのポイントは、皿の左上奥を大根のツマを使って高くし、マグロから配置すること。マグロがないパックならば、そぎ切りではない切り身で色鮮やかなものから盛り付けるとよいでしょう。一段下げて左下と右下に彩りをみて刺身を配置、さらに一段下げて刺身を盛り付けます。
左上の奥から手前に低く、山から川が流れるようなイメージ。このような盛りつけ方法を「山水盛り」と呼びます。隙間には色合いを調整してツマを置くようにしましょう。なお、マグロなどは切り口、角を立たせると立体的かつきれいにみせることができますよ。
それでは詳しい手順を紹介します。
盛り付け手順
1. 刺身パックから刺身とツマを分けて取り出しておく。
2. 大根のツマにマグロのドリップ(赤い汁)がついていたらその部分を取り除き、さっと洗って水を切っておく。
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3. パックよりもひと回り大きめな皿を用意する。色は黒や白などのほか、薄緑や薄青系も刺身と相性の良い色なのでおすすめ。形はお好みでOK。
4. 大根のツマを、器の中心から左上に丸めて置く。
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5. 4のツマの上にマグロの中トロを置く。
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6. 中トロの少し左下に、4のツマよりも少なめにツマを丸めて置き、赤身をのせる。中トロが一番高く、ついで赤身がその次の高さになるようにする。
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7. 次は中トロの右下に6の赤身の下に盛ったツマと同じ量のツマを置き、さらに大葉を敷いてハマチを丸めて置く。白身魚など、大根のツマと刺身が同系色な場合、大葉を敷くことで差し色となって刺身を目立たせることができる。また、そぎ切りにされた刺身は丸めたり重ねることで立体的に見え、彩りも良くなる。
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8. 次にパックに入っていたニンジンをハマチの下に盛り付けて彩りをアップさせる。続いて、皿の手前に大葉を置いてイカと甘エビの半量を盛り付け、低い位置の盛り付けが完了。
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9. 次にハマチの右上に大根のツマを少し置き、大葉を敷いて残りのイカと甘エビを盛り付ける。
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10. 大きめなサーモンを半分にカットし、器の左右の空いているスペースに盛り付ける。彩りのバランスを見て残りのパセリと菊を飾り付けたら完成。
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応用編
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刺身盛りをさらに豪華にしたい時には、花穂(左上)、紅たで(右上)、食用菊(下)をプラスしてみましょう。取り扱っているスーパーもあるので、あればぜひプラスしてみてください。
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左サーモンの下に紅たで、右サーモンの横と赤身とハマチの間に花穂を添え、余ったスペースを埋めるために千切り大葉を一番奥に置きます。パックにわさびがついていたら、手前に盛り付けてもよいでしょう。
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ちょっとしたコツさえつかめば、華やかな刺身の盛り合わせに盛り付けしなおすことができます。コツは左上を高くし、その位置から徐々に低くしながら盛り付けていくこと。ツマを使って高さを変えましょう。最後に応用編も紹介しましたが、刺身パックに入っているツマだけでももちろん十分です。家族も驚く様な刺し盛りにチャレンジしてみてくださいね。