DIYを始めたいけれど何をしたらいいかわからない…とお悩みの人はいらっしゃいませんか。ホームセンター「カインズ」では、DIYを基礎から応用まで学ぶことができるワークショップを開催中。DIYを始めたい人にピッタリなレッスンがたくさんあります。今回は、千葉県船橋市にある「カインズ船橋習志野店」で開催されたワークショップ「ベジタブルボックス作り」の様子をレポートします。
カインズワークショップとは?
カインズでは全国にある店舗のうち、現在30店舗ほどでDIYワークショップが実施されています。ガーデン小物のプランタースタンドやコンテナ、キッチンに置きたくなるバスケットなど、魅力的なレッスンばかり。しかも参加料金は材料費込みで1,000円〜3,000円のものがほとんどです。所要時間は2時間程度のものが多く、完成品はそのまま持ち帰れます。
また、当日はエプロンの貸し出しがあるので、手ぶらで参加可能です。さらに、ワークショップを担当するカインズのスタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので初心者の方でも安心して参加することができますよ。予約が必要なワークショップと、予約不要のイベント型ワークショップも開催中。カインズのワークショップサイトで近くのお店を確認してみてくださいね。
ベジタブルボックス作り
今回は、通気性がよく野菜の保存にぴったりな「ベジタブルボックス」を作ります。家の中で野菜入れとして使う他、キャンプなどに持って行ってもおしゃれです。花を入れてガーデニングに使う人も多いのだとか。ペンキの色を自由に選ぶことができるので、オリジナルの作品を作ることができますよ。
今回はボックスの側面となる板4枚と、持ち手部分となる板2枚の計6枚の木材を組み合わせてボックスを作ります。
側面の板の加工
1. 側面となる板の両端に、持ち手となる板の厚さ分の位置に鉛筆でラインを引く。続いて、穴を開ける目印として、端から1cmくらいの位置に×印をつける。
2. 1で付けた×印に「ドリルドライバー」を使って穴を開ける。こちらのドライバーは本体重量が約340gとコンパクトで女性にも扱いやすいサイズ感。ネジの締め付けや緩めのほか、木材やプラスチックの穴開けにも使え、一つ持っておくと便利な工具。穴を開ける時には「穴開け用ドリル」というパーツを取り付ける。
3. 穴を開けたらドリルドライバー先を「ドライバー」にチェンジ。後ほど取り付ける持ち手部分の板と組み合わせやすいよう、この段階ではネジを途中まで締めておく。
持ち手部分の板の加工
1. 持ち手を作る。板の上辺となる部分から4cmのところにラインを引き(下記画像※1参照)、そのライン上の両サイドから10cmのところに穴を開けるための目印を入れる(下記画像※2参照)。
2. 1で印を入れた箇所にドリルドライバーで穴を開ける。
3. 2で穴を開けた部分を支点に「インパクトドライバー」を使って大きな穴を開ける。ドリルドライバーがドリル部分の回転のみで穴を開けるのに対し、インパクトドライバーは回転に打撃を組み合わせて穴を開ける。パワーが強く、大きな穴開けや長いネジのネジ締めなどに適している。
4. 穴を開けたら、穴の上部同士と下部同士をつなぐように線を引く(楕円を作るイメージ)。
5. 4で引いたラインに沿って「引回し鋸(ひきまわしのこ)」で板を切り、取っ手を作る。引回し鋸は、細く小さなのこぎり。
6. 引回し鋸で穴を開けた部分を「棒やすり」を使って削りながら整えていく。棒やすりは、のこぎりで切った断面のキザキザや凹凸を平らにならすのに適している。
7. 「紙やすり」を使い、さらにきれいに断面を整える。
組み立てと塗装
1. 側面の板4枚と、持ち手部分の板2枚をドリルドライバーを使ってネジで組み合わせる。ネジで止めて行く際には、対角線上に留めていくとバランスよく固定することができる。
2. ボックスと、脚の部分となる4.5cm四方の木材4個を塗装する。ペンキは好みのものをチョイス。木目に沿って塗装することがポイント。
3. 塗装が完了したら、乾くまで放置する。
ボックスに網と脚を付ける
1. ボックスに網と脚を取り付ける。ボックスの裏側に網を置き、脚の部分となる木材を仮置きする。仮置きした木材にドリルドライバーを使って2箇所小さな穴を開ける。
2. 1で開けた穴に、ドリルドライバーを使ってネジを締めていく。
3. 最後に網をしっかりと固定するため「また釘」と呼ばれるU字型の釘を、かなづちで各辺2カ所ずづ打ち込めば完成。
初めてでも失敗なく作ることができました。ワークショップは少人数制なので、カインズの担当スタッフが一人ひとりに丁寧にレクチャーしてくれます。これまでに使ったことのない工具でも使いこなせるようになりますよ。一度参加するとハマってしまい、リピーターになる人も多いのだとか。
また、ワークショップで使う工具は全てカインズで購入できるというのも魅力の一つ。気に入ったものは店舗で購入して自宅で使えます。DIYが初めてという人にも、もっと上達したいとお考えの人にもおすすめのワークショップです。休日は家族で参加するというのも良いですね。